事件発生日:1972年
公開日:2026年5月8日
発生場所:月
公開元:NASA
文書の種類:PDF
アセットファイル名:NASA-UAP-D2、アポロ17号記録、1972年
出典:U.S. Department of War「NASA-UAP-D2, Apollo 17 Transcript, 1972」 / nasa-uap-d2-apollo-17-transcript-1972.pdf
2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、NASAのアポロ17号に関する通信記録を公開した。
今回の資料は「NASA-UAP-D2, Apollo 17 Transcript, 1972」。日本語でいえば、「NASA-UAP-D2、アポロ17号記録、1972年」である。
アポロ17号は、米国による9回目の有人月探査ミッションであり、月面着陸ミッションとしては6回目だった。そして、現在までのところ、人類が最後に月面を歩いたミッションでもある。
この文書は、1972年12月のアポロ17号技術航空対地音声記録から、宇宙飛行士たちが未確認現象を目撃したと報告した3つの時間帯を抜き出したものである。
ひとつ目は、0日目3時34分10秒から3時42分29秒まで。
ふたつ目は、2日目18時42分34秒から21時7分5秒まで。
三つ目は、3日目15時33分25秒から15時39分46秒までである。
そこに記録されているのは、宇宙船の近くを漂う明るい粒子、点滅しながら回転する遠方の物体、そして月面上に見えた一瞬の閃光である。
「7月4日の花火大会のよう」だった粒子群
最初の未確認現象は、飛行開始から間もない0日目3時34分ごろに記録されている。
アポロ17号は機動中だった。
そのとき、司令船操縦士ロナルド・エバンスは、宇宙船の近くを漂う「非常に明るい粒子、または破片」のようなものを見たと報告した。
彼は、それらが宇宙船の機動中に近くを漂っていくと述べている。
月着陸船操縦士ハリソン・“ジャック”・シュミットは、その光景をさらに印象的に表現した。
「ロンの窓の外は、7月4日の花火大会のようだ」と。
7月4日はアメリカ独立記念日であり、花火のイメージが強い日である。
つまり、宇宙船の窓の外には、それほど多くの明るい破片や粒子が見えていたということになる。
破片は“ギザギザで角ばって”回転していた
エバンスは、それらの一部について、形が見えると述べている。
彼の説明では、それらは「非常にギザギザで、角ばった破片」であり、回転していた。
ヒューストンは、それらが液体のように見えるのかと確認する。
しかしエバンスは、「そうは見えない。何かの破片のように見える」と答えている。
そして、それらは非常に明るかった。
さらに彼は、破片の多くがゆっくり回転しており、異なる露出設定で写真も何枚か撮影したと述べている。
つまり、これは単なる一瞬の錯覚ではない。
複数の宇宙飛行士が窓の外の粒子群を観察し、その形状や回転について話し、写真に残そうとしていた。
S-IVBから剥がれた氷か、塗料片か
宇宙飛行士たちは、その粒子や破片の正体についても推測している。
エバンスは、いくつかの可能性があるとしつつ、それらがS-IVBの側面から剥がれたものかもしれないと述べている。
S-IVBとは、サターンVロケットの第3段である。
彼は、氷の塊かもしれないし、塗料が剥がれているのかもしれない、と推測した。
ただし、その評価は本人も「wild guess」、つまり当てずっぽうだとしている。
ヒューストン側も、S-IVBの表面が剥がれているように見えた可能性に触れている。
この時点で、宇宙飛行士たちは、窓外の現象を「宇宙船由来の破片」として理解しようとしていた。
しかし、完全に断定していたわけではない。
“平たい薄片”が瞬いていた
ミッション司令官ユージン・サーナンも、この粒子群について印象を述べている。
彼の見立てでは、それらは平たく、薄片のような粒子だった。
中には6インチ、つまり約15センチメートルほどの大きさのものもあるように見えたという。
また、それらの多くは相対運動がほとんどない一方で、ほとんどが瞬いているように見えた。
そして、全体として宇宙船から遠ざかっているようだった。
宇宙空間で、明るい薄片がゆっくり回転しながら光を反射する。
地上のUFO目撃とはまったく異なるが、これもまた、宇宙飛行士が現場で遭遇した“未確認の光景”である。
サーナンが見た“列車のヘッドライトのような閃光”
2つ目の時間帯は、2日目18時42分34秒から21時7分5秒までである。
ここでは、ミッション司令官ユージン・サーナンが、睡眠時や宇宙空間で見た閃光について語っている。
サーナンは、寝ようとしていたときに、いくつかの筋状の光を見たと述べた。
さらに、特に印象的だったものとして、目の間に非常に明るい点が閃いたと説明している。
それは「列車がこちらへ向かってくるような非常に明るいヘッドライト」に似ていた。
ただし、それは連続した光ではなく、閃光だった。
サーナン自身も、その頻度を見積もるのは難しいと述べている。
なぜなら、そのとき彼は眠りに入る直前の、ぼんやりした状態だったからである。
宇宙飛行士が見た“光の閃き”
宇宙飛行士が目を閉じているときや暗い環境で見る閃光は、アポロ計画でもよく知られた現象である。
宇宙線や高エネルギー粒子が視覚系に影響を与えることで、閃光のように感じられる可能性がある。
今回の記録でも、サーナンは、周辺視野や地平線付近に光る現象を見たと述べている。
ただし、彼は単に「目の中だけの現象」として片づけているわけではない。
サーナンは、この日になって初めてその現象を見たと述べ、自分の中では「間違いなくそこにある」と強調している。
ここで重要なのは、彼が主観的体験と外部の物体らしきものを区別しようとしている点である。
ただ光を感じただけなのか。
それとも、宇宙船外の物理的な対象が点滅しているのか。
その切り分けが、この後の会話の中心になっていく。
遠方で回転する明るい物体
2日目18時47分51秒、サーナンは、シュミットが話していた対象を自分も見ていると報告する。
彼は、それが近くの粒子ではないとはっきり述べている。
理由は、近くにある別の粒子と見比べて、三次元的な比較ができたからだった。
その対象は明るい物体で、明らかに回転していた。
なぜなら、点滅していたからである。
さらにサーナンは、それが遠くにあると強調している。
近くの粒子とは明らかに違う、と。
この部分は、今回のアポロ17号記録の中でも特にUAPらしい箇所である。
宇宙飛行士は、単なる窓近くの破片ではなく、遠方にある明るく回転する物体として認識していた。
ほぼ一定のリズムで点滅する
サーナンは、その物体が非常に規則的なリズムで点滅していると説明している。
点滅はほとんど一定のタイミングで回ってくる。
地球を見返す方向にあり、位置は11時方向付近。
距離感については「地球直径の10個か12個分ほど」と表現している。
もちろん、これは正確な距離測定ではなく、見かけ上の距離感を説明する言い方である。
ヒューストンは、疑っていないと返答し、必要ならジンバル角などを使って、光学機器で確認できるかもしれないと述べている。
サーナンはさらに、それは星のように見える近くの粒子ではなく、遠方にある物理的なものだと強調した。
明るい閃光と鈍い閃光が交互に見える
2日目18時51分32秒ごろ、サーナンはその対象の特徴をさらに詳しく説明している。
その対象には「2つの閃光」があるという。
規則的に回ってくるとき、非常に明るい閃光があり、そのあと鈍い閃光が来る。
そしてまた明るい閃光、鈍い閃光が繰り返される。
これに対し、シュミットは、それはS-IVBの側面とエンジンベルではないかと推測している。
しかしサーナンは、そんなものが見えるとは思えないと反応している。
このやり取りは非常に面白い。
一方では、宇宙飛行士たちはそれを物理的な遠方物体として見ている。
他方では、その正体として、S-IVBの一部、つまりロケット段の構造物を考えている。
UAP的な謎と、宇宙船運用上の合理的な推測が、同時に進んでいる。
「24時間ほど見ていた」かもしれない
シュミットは、その点滅する物体について、約24時間ほど前から気づいていたかもしれないと述べている。
ただ、そのときはS-IVBかもしれないとは考えず、ただ遠くにある別の粒子だと思っていた。
この発言は、観測対象が一瞬だけ現れたものではなかった可能性を示している。
少なくとも宇宙飛行士の印象としては、似たような点滅物体が長時間にわたって視界に入っていたようだ。
ただし、最終的にはS-IVBや関連部品で説明できる可能性があると考えられている。
この資料の面白さは、その曖昧さにある。
未知に見える。
遠くにあるように見える。
規則的に点滅している。
しかし、それはロケットの分離部品かもしれない。
2つの“フラッシャー”とSLAパネル
2日目20時55分22秒ごろ、サーナンはさらに別の報告をしている。
彼は、外に2つの「flashers(※点滅するもの)」があると述べた。
それらはSLAパネルかもしれない、とも言っている。
SLAパネルとは、Spacecraft/Lunar Module Adapter(※宇宙船/月着陸船アダプタ)のパネルであり、サターンVロケットの分離部品である。
サーナンによれば、2つの点滅物体は、明るさや点滅の規則性が似ていた。
ただし、互いにかなり離れていた。
ひとつは最初に呼んだ位置あたりにあり、もうひとつは地球を見ている方向から見てかなり左、中央窓に近い方向にあった。
ここでは、宇宙飛行士自身がかなり明確に、SLAパネルの可能性を考えている。
つまり、今回の記録は「謎の光が見えた」で終わるのではなく、見えたものを既知の分離部品と照合しようとする過程が残っている。
月面で見えた“明るい小さな閃光”
3つ目の時間帯は、3日目15時33分25秒から15時39分46秒までである。
ここでは、シュミットが月面の地形を観察していた。
彼は、嵐の大洋、つまりOceanus Procellarum(※オケアヌス・プロセラルム)や、グリマルディ・クレーター周辺の地形について詳しく話している。
その最中、3日目15時38分09秒、シュミットが突然こう言う。
「月面で閃光を見た!」
彼は、それがグリマルディの北側にあったと説明する。
さらに、もし何か地震計に記録があるなら確認してほしいとも言っている。
小さな衝突でも、かなりの可視光を出す可能性があるからだ。
グリマルディ北方の細い光の筋
シュミットは、その閃光をさらに説明する。
それは、グリマルディの端にあるクレーターの近くで見えた。
そこからさらに北にある、比較的鋭いクレーターのあたりに、細い光の筋が見えたという。
ヒューストンは、見た場所を地図上にX印で示してほしいと求めている。
シュミットは、それを行うつもりだと答える。
この記録は、地上のUFO目撃とはまったく性質が違う。
月面そのものに、短い閃光が見えたという観測である。
可能性としては、小さな隕石衝突、光の反射、視覚的現象、あるいは観測条件による何らかの見え方が考えられる。
しかし、シュミット自身は、衝突なら可視光が出る可能性があると考え、地震計の確認まで提案している。
宇宙飛行士は“説明”しようとしていた
今回のアポロ17号記録で重要なのは、宇宙飛行士たちが未確認現象を見て、すぐに超常的な解釈へ飛んでいないことだ。
明るい粒子や破片は、S-IVBから剥がれた氷や塗料片かもしれないと考える。
点滅・回転する遠方の物体は、S-IVBやSLAパネルかもしれないと考える。
月面の閃光は、小さな衝突による可視光かもしれないと考える。
つまり彼らは、見たものを報告するだけでなく、既知の宇宙船部品、分離物、光学現象、月面衝突などと照合していた。
この姿勢は、UAP資料を読むうえでとても大切である。
未確認とは、説明不能という意味ではない。
まずは確認されていない、という意味である。
そして確認するために、彼らは見た方角、明るさ、点滅の周期、距離感、位置、地図上の場所を記録しようとしていた。
これは“月で宇宙人を見た”記録ではない
この資料は、アポロ17号が地球外生命体や宇宙船を目撃したことを示すものではない。
むしろ、宇宙飛行士たちが月へ向かう途中や月周辺で見た、破片、粒子、点滅物体、月面閃光を記録したものである。
一部はS-IVBやSLAパネルの可能性が語られている。
一部は宇宙線や視覚現象に近い可能性がある。
一部は小隕石衝突のような月面現象かもしれない。
だが、それでもこの記録は面白い。
なぜなら、宇宙飛行士たちが、宇宙空間で“分からないもの”に出会った瞬間の言葉が、そのまま残っているからである。
「これは近くの粒子ではない」
「明らかに回転している」
「規則的に点滅している」
「月面で閃光を見た」
その言葉には、現場で見た人間の感覚がある。
アポロ17号の未確認現象が示しているもの
アポロ17号の記録は、UAP問題を考えるうえで、ひとつ大事なことを教えてくれる。
宇宙空間では、見慣れないものがたくさん見える。
破片は光る。
塗料片や氷片は回転する。
ロケット段やパネルは遠くで点滅する。
月面では小さな衝突が一瞬の光を生む可能性がある。
そして宇宙飛行士たちは、それらをただ驚いて見るだけではなく、説明しようとする。
この資料は、UFO的なロマンと、宇宙飛行の現実が交差する場所にある。
1972年、月へ向かうアポロ17号の窓の外で、粒子が光った。
遠くで何かが回転し、点滅した。
月面のグリマルディ北方で、細い光の筋が走った。
それらが何だったのか、すべてに確定的な答えがあるわけではない。
しかし、NASAの通信記録には、宇宙飛行士たちがそれを見て、考え、報告した瞬間が残されている。
全文翻訳
出典元ページの説明
アポロ17号は、米国による月への有人ミッションとしては9回目、月面着陸ミッションとしては6回目だった。
この文書は、1972年12月のアポロ17号技術航空対地音声記録からの抜粋で、宇宙飛行士が未確認現象を目撃したと報告した3つの期間、すなわち1日目の9分間、2日目の3時間、3日目の6分間に焦点を当てている。
0日目、3時34分10秒から0日目、3時42分29秒まで:
司令船操縦士、CMP(※司令船操縦士)のロナルド・エバンスは、宇宙船が操縦しているときに、宇宙船の近くで「非常に明るい粒子または破片」が漂い「回転」しているのを目撃したと報告した。
月着陸船操縦士、LMP(※月着陸船操縦士)のハリソン・“ジャック”・シュミットは、その現象を「7月4日の花火大会のよう」と表現した。
宇宙飛行士たちは、この現象は宇宙船の分離した部品、S-IVB(※サターンVロケット第3段)から剥がれ落ちた氷や塗料の破片によるものかもしれないと推測したが、その評価は「当てずっぽう」だとした。
2日目、18時42分34秒から2日目、21時7分5秒まで:
ミッション司令官のユージン・A・サーナンは、睡眠困難を報告し、「筋状の光がいくつか」見えたと述べた。
また、目の間に強い光が点滅したと述べ、その強さは列車のヘッドライトに匹敵し、「威圧的」だと特徴づけた。
次の3時間で、サーナンは、純粋に光学的な現象ではなく、宇宙空間の物理的な物体に対応すると評価した、点滅し回転する現象をいくつか観察したと述べた。
月着陸船操縦士のシュミットも同様の現象を観察したと報告したが、彼は再び、観察の原因は分離したロケットの段、S-IVB(※サターンVロケット第3段)だと評価した。
2日目20時55分22秒、サーナンは遠くでさらに2つの閃光を発する物体を観測したと報告したが、それらはサターンVロケットの分離部品であるSLAパネル、つまりSpacecraft/Lunar Module Adapter Panel(※宇宙船/月着陸船アダプタパネル)であると判断した。
3日目、15時33分25秒から3日目、15時39分46秒まで:
3日目15時38分09秒、月着陸船操縦士シュミットは、グリマルディ・クレーターの北の月面で閃光を観測したと叫んだ。
アセットファイル名:NASA-UAP-D2、アポロ17号記録、1972年
公開日:2026年5月8日
機関:NASA
事件発生日:1972年
事件発生場所:月
文書の種類:PDF
PDF本文の翻訳
注:このPDFは16ページ構成であり、アポロ17号の技術航空対地音声記録から、未確認現象に関係する部分を抜粋したものである。以下は、公開版で読める主要部分の翻訳である。
0日目 3時34分10秒〜3時42分29秒付近
LMP:了解。こちらは機動中です、ヒューストン。
CC:了解。こちらで見守っています。
CMP:今、かなり明るい粒子、または破片のようなものがいくつか見えます。こちらが機動しているときに漂っていきます。
CC:了解。理解しました。
LMP:こちらの窓の下にも大きいものがたくさんあります。とても明るいです。ロンの窓の外は、7月4日の花火大会のように見えます。
CMP:ええ。いくつかは形が見えます。非常にギザギザで、角ばった破片で、回転しています。
CC:了解。それらは何か液体のように見えますか。
CMP:私にはそうは見えません。何かの破片のように見えます。
CC:了解。
CMP:非常に明るいです。
CC:ジャック、OMNI Charlieにしてください。
CMP:ボブ、ほとんどの場合、これらの破片は、あるいは破片は、とてもゆっくり回転しています。いくつか写真を撮りました。設定を変えて撮っています。少なくとも、そのパターンがどのように見えるか、分かるかもしれません。
CC:了解。聞いています。こちらはその破片について非常に関心があります。それが何か分かりそうですか。
CMP:ええ、分かりません。いくつか可能性はあります。何か、少し湾曲しているような印象を受けました。S-IVB(※サターンVロケット第3段)の側面から剥がれたものかもしれません。これは当てずっぽうですが。
CDR:了解。RCS LOGICは……。
CMP:氷の塊かもしれません。あるいは、塗料が剥がれているのかもしれません。
CC:了解。先週、エレベーターで上がる途中、旗の近くで見たものを思い出しました。S-IIだと思っていましたが、S-IVBだったかもしれません。剥がれているように見えました。たぶん、それを見ているのかもしれません。
CC:S-IVBの機動は完了しました。
CMP:機動完了に伴い、破片の場は本質的に静的です。ただし、破片内部にはごくわずかな回転があります。
CMP:時々、他のものよりかなり速い破片が窓を横切っていきます。ただし、それは非常にまれです。
CMP:ああ、それは私の窓から見えた視野と同じです。ジャック、今見えますか。
LMP:はい。
CMP:ボブ、少なくとも破片同士に明らかな相対運動はありません。
CC:了解。理解しました。
CMP:可能なら、1分ほど間をあけて2枚写真を撮ります。フレーム70になります。
CC:了解。フレーム70。
CDR:ボブ、こちらジーノです。私の印象では、それらは平たく、薄片のような粒子です。中には6インチ、つまり約15センチメートルほどのものもあるかもしれません。そして、2つの間に相対運動はないものの、その多くは瞬いているように見えます。ほとんどの場合、それらはすべてこちらから遠ざかっていると思います。
CC:了解、ジーン。ありがとう。
CMP:了解。0180と0を古いサムホイールに入れました。
LMP:了解。
CC:了解、ロン。
CMP:了解。TRANS CONTROLはARMEDです。
LMP:2つARMED。
CMP:CONTROLLER number 2はARMEDです。
CMP:SECS LOGICはCLOSED、SECS ARMはCLOSED、LOGIC POWERはONです。
CC:17、ヒューストン。T&Dを実施してよい。
CDR:了解。T&D実施可。
CMP:了解。PYROをARMします。そしてGDC ALIGNを実行します。
CMP:機動完了です。
CMP:S-IVB、了解。スイッチはすべてセットです。
CMP:LAUNCH VEHICLE SEP、押しボタンです。
CDR:分離、ヒューストン。
CMP:よし、カバーを確認。なんてことだ、がらくたを見てくれ! 了解、15秒。ピッチアップします。
2日目 18時42分34秒付近:睡眠中に見えた閃光
CDR:今日のことに付け加えると、昨夜ではなく、たぶん最初の夜、寝床に入っていたときのことです。最初、なかなか眠れなかったのですが、私は間違いなくそれらのいくつかを見ました。あなたたちが探している種類のデータではないと言っていた周辺視野や地平線型のものもいくつか見ました。しかし、筋状の光もいくつか見ました。
CDR:おそらく、一番強く覚えているもの、そして眠る前に最後に覚えているものは、非常に明るい点が、私の両目の間で閃いたことです。列車がこちらへ向かってくるような、とても明るいヘッドライトのようでした。ただし、それは閃光でした。私は少し眠気でぼんやりした状態だったので、それらの頻度を見積もるのは難しいです。
CC:了解。
CDR:それから今日のように、閃いて地平線を照らすものや、周辺視野を照らすものも見ました。あなたが言うように、それは別の種類のデータだと思いますが、私は確かにそれを見ましたし、印象に残っています。
CC:了解、ジーン。すべて記録しました。
CDR:了解。
CDR:それから、今日まで私はそれを見たことがなかったということも、知っておくと面白いかもしれません。
CC:ジーン、すべてのデータに感謝します。こちらはただ、データを曲線に合わせようとしていただけです。いつもの手です。
CDR:了解。ただ、見たままを話したかっただけです。それだけです。
CC:了解。
CDR:ただ、ひとつ言えるのは、私の中では、それらがそこにあることに疑問はありません。前回の飛行では、たぶん探していなかったか、注意を払っていなかったのでしょう。もしかすると存在していたのに、他のことに気を取られて無視していたのかもしれません。でも、それらはそこにあります。
2日目 18時44分40秒〜18時46分46秒付近:S-IVBの位置確認
LMP:下にいる閃光虫たち、いや閃光電球たちと言うべきでしょうか、フレーム50です。ALFMEDの位置を示すため、側面2枚、底面2枚、計4枚撮りました。そのうち各セット1枚はALFMEDに焦点を合わせ、もう一方のセットは支柱に焦点を合わせています。
CC:了解、ジャック。
LMP:何もすることがないときでいいので、誰かにS-IVBがどこにあるか予測してもらえませんか。私はそれを見つけたと思います。地球とそこから離れていく私たちの進行方向に対して、後方かつ上方にあります。
CC:FIDOは外へ出て自分を撃ってしまいましたが、こちらで作業します。
LMP:ああ、気にしないでください。ちょっと聞いてみただけです。そちらで即答できるかと思ったのです。
CC:いや、ジャック、この件で面白いのは、彼らはS-IVBの衝突地点に本当に取り組んでいるということです。かなり難しい問題になっています。
LMP:ロンなら星の観測で位置を出せると思います。単眼鏡で見たら、たしかにS-IVBのように見えました。
CC:ジャック、まったく疑っていません。今すぐ計算を始めることもできます。
2日目 18時47分51秒〜18時56分27秒付近:遠方で回転・点滅する物体
CDR:ボブ、私はジャックが話していたものを見ています。そして、それは近くの粒子では絶対にありません。なぜなら、別のものを見て三次元的に比較できるからです。それは明るい物体で、明らかに回転しています。点滅しているからです。先ほど言ったように、近くの粒子もありますが、それは明らかにそのひとつではないので、かなり遠方にあります。
CDR:それはどうやら非常に規則的な形で回転しているようです。閃光がほとんど一定のタイミングで回ってきます。地球を見返している方向では、11時方向あたり、たぶん地球直径10個か12個分くらいのところです。それが役に立つかどうかは分かりませんが、そこに何かがあります。
CC:了解。疑っていません、ジーン。ジンバル角か何かを出せるかもしれません。光学機器で見られるかもしれません。
CDR:了解。それから強調しておきたいのですが、それは外に星のように見える粒子のひとつでは絶対にありません。遠方にある物理的なものです。
CC:了解、ジーン。NOUN 20を呼び出して、宇宙船の姿勢を知ることができるようにしてください。そして、窓から見ている物体を機体軸に対して参照してください。何らかの形でマークを出し、NOUN 20を教えてくれれば、それを結びつけて、この物体の位置を特定し始められます。
CDR:了解。私は中央窓、ハッチ窓から見ています。それが中央窓のXX軸を横切るときにハックを出します。上方約45度だと思います。
CC:了解。ハックを出してください。こちらは今、NOUN 20を記録しています。
CDR:了解。ジャックはピッチアップ約30度と言っていますが……。
LMP:いや、45度です。
CDR:そうです。彼も同意しています。ピッチアップ45度です。XX軸を横切ったらハックします。
CDR:マーク。それが横切りました。
CC:マーク。記録しました。
CDR:宇宙船のXZ平面と呼びましょう。
CDR:ボブ、その特徴的な点のひとつは、2つの閃光があることです。規則的に回ってくると、非常に明るい閃光があり、その後に鈍い閃光があります。そしてまた、明るい閃光、鈍い閃光が来ます。
LMP:それはS-IVBの側面と、それからエンジンベルだよ、ジーン。
LMP:司令官は、私があれのエンジンベルを見られるとは思っていません。
CC:了解、ジャック。それは単眼鏡で見ているのですか。
CDR:単眼鏡が10個あっても、彼にはエンジンベルは見えないでしょう。
CMP:ケーブルを収納し直しました。
LMP:ボブ、数回転前にそれを見ていたとき、もっと明るく見えました。たぶん横向きに見ていたのだと思います。今はどちらかというと端から見て点滅しているように見えます。かなり暗くなりました。少し明るくなってきてはいますが、先ほどほど明るくはありません。
CC:了解、ジャック。
LMP:たぶん、それを24時間くらい見ていたと思います。ただ、それがS-IVBかもしれないと結びつけていませんでした。外にある別の粒子だと思っていました。
CC:了解、ジャック。
2日目 20時55分22秒付近:2つの点滅物体
CDR:ボブ、外にあの点滅するものが2つあります。SLAパネルかもしれません。分かりません。それらは強度が似ていて、明るい閃光と鈍い閃光の強度の規則性もかなり似ています。そして、互いに大きく離れています。ひとつは最初に呼んだ位置のあたり。もうひとつは、地球を見ている方向で、かなり左、今は中央窓に近い位置です。
CC:了解。
3日目 15時33分25秒〜15時39分46秒付近:グリマルディ北方の月面閃光
LMP:通常、暗い海は月の若い玄武岩流だと考えます。しかし、私たちの場合、若いというのはもちろん30億年程度、あるいはそれ以上を意味します。
CC:了解。
LMP:他のミッションで持ち帰られたサンプルから外挿できるなら、ということですが。
LMP:プロセラルムの西側の高地はまだ明るく、新しいクレーターと通常の高地とのコントラストは、地球光の中でもまだ非常にはっきりしています。特に地球に対するゼロ位相点に沿ってそうです。
LMP:今、グリマルディの少し南を飛び越えようとしています。その縁は非常に不規則です。
LMP:グリマルディに最も近い嵐の大洋の中には、2本の弧状リルがあります。断面はおそらくV字型に見えます。
LMP:その海の湾の北側です。ちょっと中断します。
LMP:おい、月面で閃光を見た!
CC:本当ですか。
LMP:それはグリマルディの北側にありました。グリマルディのすぐ北です。地震計に何か出ていないか確認してみてもよいかもしれません。小さな衝突でも、かなりの可視光を出す可能性があります。
CC:了解。確認します。
LMP:あのクレーターの近く、ちょうどそこに明るい小さな閃光がありました。グリマルディの端にあるクレーターが見えますね。それから、その北にもうひとつあります。その北にあるかなり鋭いクレーターのところで、細い光の筋がありました。
CC:見た場所を地図にX印で付けてもらえますか。
LMP:時々見続けています。はい、そうします。私はそういうものを探すつもりでした。オリエンタレの縁が見え始めています、ゴーディ。西のはるか遠くです。ジーン、いつでも何かあったら叫んでください。
LMP:ゴーディ、グリマルディの北には、それとほぼ同じ大きさの大きな盆地があります。ただし、北東象限だけが海で不完全に満たされています。残りはかなり不規則で、でこぼこした床物質のように見えます。
出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「nasa-uap-d2-apollo-17-transcript-1972.pdf」
