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  • 1947年、米軍は“空飛ぶ円盤”をどう見ていたのか──航空資材司令部が残した初期UFO調査メモ

    1947年、米軍は“空飛ぶ円盤”をどう見ていたのか──航空資材司令部が残した初期UFO調査メモ

    事件発生日:1947年12月30日

    文書年代:1947年9月〜12月ごろの覚書・通信文書を含む

    公開日:2026年5月8日

    発生場所:該当なし

    公開元:戦争省

    文書の種類:PDF

    アセットファイル名:18_100754_ 一般 1946-7_Vol_2

    出典:U.S. Department of War「18_100754_ General 1946-7 Vol. 2」 / 18_100754_ general 1946-7_vol_2.pdf

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    2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、1947年の「Flying Discs(※直訳:飛行円盤)」に関する軍文書を公開した。

    今回の資料は「18_100754_ General 1946-7 Vol. 2」。日本語でいえば、「18_100754_ 一般 1946-7 第2巻」である。

    このファイルには、空飛ぶ円盤、あるいは飛行円盤の目撃情報に関する覚書や通信文書が含まれている。

    文書の中心にいるのは、Air Materiel Command(※航空資材司令部)である。

    1947年といえば、現代UFO史の出発点とされる年だ。6月にはケネス・アーノルド事件が起き、その直後から「空飛ぶ円盤」という言葉がアメリカ中に広まっていく。

    このPDFに残されているのは、その熱狂がまだ始まったばかりの時期に、米軍内部で「空飛ぶ円盤」をどう扱うべきかを検討していた痕跡である。

    1947年12月、空飛ぶ円盤は「懸念事項」だった

    PDFの冒頭には、1947年12月30日付の覚書が収録されている。

    件名は「Flying Discs(※直訳:飛行円盤)」。

    差出は、Air Materiel Command(※航空資材司令部)のChief of Intelligence(※情報部長)と読める。

    宛先は、米空軍のChief of Staff(※参謀総長)であり、Research and Development(※研究開発)担当者にも注意が向けられている。

    この覚書では、1947年12月9日にMajor General L. C. Craigieとの間で行われた会話を確認し、さらに「Flying Discs」に関する過去の書簡と添付資料に触れている。

    重要なのは、この現象について、航空資材司令部がまだ十分な情報を集められておらず、情報収集と分析を続ける必要があると述べている点だ。

    つまり1947年末の時点で、空飛ぶ円盤は単なる新聞の流行語ではなく、米軍内部で正式に扱われるべき対象になっていた。

    「空飛ぶ円盤報告の分析」

    2ページ目には、文書管理カードのようなページがある。

    そこには「Analysis of ‘Flying Disc’ Reports」、つまり「『飛行円盤』報告の分析」と読める文字がある。

    日付は1947年12月29日ごろ。

    この時期には、空飛ぶ円盤報告を単発の奇談としてではなく、複数の報告を集めて分析する対象として扱っていたことが分かる。

    ここがこのファイルの面白いところだ。

    現代のUAP(※未確認航空現象)議論では、目撃情報を集め、分類し、パターンを探ることが重要になる。

    しかしその原型のような作業は、すでに1947年の段階で始まっていた。

    「現象は実在し、幻覚ではない」

    このPDFの中でも特に重要なのが、1947年9月23日付の「AMC Opinion Concerning ‘Flying Discs’」、つまり「航空資材司令部による『飛行円盤』に関する見解」である。

    文書は、複数の部門による予備調査を踏まえた意見として、かなり踏み込んだ内容を書いている。

    まず、報告された現象について、こう述べている。

    「その現象は実在するものであり、幻覚的なものでも架空のものでもない」と。

    これは非常に強い表現である。

    もちろん、ここで言う「実在」とは、宇宙人の乗り物だと認めたという意味ではない。

    だが少なくとも、当時の航空資材司令部は、すべてを見間違いや作り話として切り捨てていたわけではなかった。

    何かしらの現象が実際に報告されており、それは調査に値する、と見ていたのである。

    円盤型、金属光沢、無音、超高速

    この1947年9月23日付文書では、報告されている物体の特徴も整理されている。

    判読できる範囲では、共通する特徴として、金属的または光を反射する表面、航跡がないこと、円形または楕円形で、底が平らで上部がドーム状であることなどが挙げられている。

    さらに、いくつかの目撃では編隊飛行が報告されていた。

    通常は音がないが、例外的に大きな轟音のようなものが記録された事例もある。

    水平飛行時の速度は、300ノット以上と推定されている。

    これは、当時の航空機の文脈では無視できない性能である。

    空飛ぶ円盤は、ただ「丸いものが見えた」というだけではなかった。

    形状、表面、音、飛行速度、編隊、航跡の有無など、航空技術上の特徴として整理されていたのである。

    自然現象か、国内開発か、外国の技術か

    文書は、原因としていくつかの可能性を挙げている。

    ひとつは、隕石のような自然現象である。

    しかし、報告されている運動特性の一部は、自然現象では簡単に説明できないとも読める。

    もうひとつは、国内の極秘計画や未知の研究開発である。

    そしてさらに、外国が何らかの飛行形態、あるいは推進方式を持っている可能性にも触れている。

    ここには、1947年という時代背景が色濃く出ている。

    第二次世界大戦は終わったばかりで、ドイツの航空技術、ロケット技術、全翼機、秘密兵器への関心は高かった。

    同時に、冷戦が始まり、ソ連を含む外国勢力が新しい航空技術を持っているのではないかという懸念もあった。

    つまり、空飛ぶ円盤は最初から「宇宙人」の話だけではなかった。

    それは、技術、軍事、情報、そして安全保障の問題でもあった。

    「完全な情報交換」を求める文書

    1947年9月23日付の航空資材司令部見解では、複数の組織にまたがる情報交換の必要性も述べられている。

    陸軍、海軍、原子力委員会、研究開発機関、航空情報機関などから関連するデータを集めるべきだという趣旨が読み取れる。

    また、調査が進むにつれて、完全なデータの相互交換が必要だとも記されている。

    これは現代のUAP問題にも通じる。

    軍、情報機関、航空機関、研究機関が、それぞれ別々に情報を持っていては、全体像が見えない。

    1947年の時点で、すでに同じ課題が認識されていた。

    写真に写った“空飛ぶ円盤”は欠陥だった

    PDFには、写真証拠に関するやり取りも含まれている。

    1947年12月5日付の文書では、ある女性が撮影した写真に写った痕跡について、調査の結果「フィルム、紙、カメラの欠陥であり、飛行円盤の写真ではない」と結論づけられている。

    そのため、この件については、これ以上の調査を行わないよう求めている。

    ここも重要だ。

    米軍はすべてを信じていたわけではない。

    写真が提出されれば調べる。

    そして、欠陥だと判断されれば、そう結論づける。

    このファイルは、空飛ぶ円盤への関心と、証拠の切り分けが同時に行われていたことを示している。

    新聞記事、ナチスの円盤、ホルテン兄弟

    別の文書では、新聞記事の切り抜きが送られている。

    そこには、ドイツでの秘密兵器開発、円盤型航空機、ホルテン兄弟の全翼機などに関する話題が含まれていたようだ。

    1947年11月18日付の文書では、新聞記事の中で紹介された「Saucer」と呼ばれる航空機について、さらなる情報や資格・能力に関するデータを求めている。

    1947年9月24日付の文書では、Horten VIII、Horten IX、Horten Parabolaなど、ホルテン兄弟による航空機関連資料にも触れている。

    つまり、米軍は空飛ぶ円盤を考えるうえで、ドイツの航空技術や全翼機の系譜も参照していた。

    これは非常に自然な流れだ。

    空に見慣れない形状の高速物体が現れたとき、それを「異星人」と直結させるより前に、まず敵国や旧敵国の技術、秘密兵器、実験機の可能性を考える。

    この文書群には、その軍事的な思考がはっきり残っている。

    “空飛ぶ円盤型航空機”への情報要求

    PDFの後半には、「Flying Saucer Type Aircraft」、つまり「空飛ぶ円盤型航空機」に関する情報要求を示す文書がある。

    1947年10月30日付の陸軍航空軍の対応記録で、件名には「Flying Saucer – Phenomenon」と読める。

    さらに、「Intelligence Requirements on Flying Saucer Type Aircraft」、つまり「空飛ぶ円盤型航空機に関する情報要求」と書かれている。

    これは、空飛ぶ円盤が単なる超常現象としてではなく、航空機の一形態である可能性を持つものとして検討されていたことを示す。

    もし円盤型の飛行機が実在するなら、それは誰が開発しているのか。

    どんな推進方式なのか。

    どんな軍事的意味を持つのか。

    1947年の米軍にとって、それは当然の関心事だった。

    ラスベガス訪問中の「General Brentnall」関連文書

    末尾には、1947年10月13日付の文書も含まれている。

    そこでは、General Brentnallがニューメキシコ州アルバカーキの第16作戦連絡部隊を訪問していた際、Mrs. Merchantという人物が「飛行円盤」に関する知識を持っていると聞いた、という内容が記録されている。

    文書によれば、Mrs. Merchantは、飛行円盤がネバダ州ラスベガス近郊の離着陸場から発射されているという説を持っていたとされる。

    また、それが中央メキシコの場所から発射され、ニューメキシコ州ロスアラモスの重要な原子力施設を目撃・観察する目的で飛んでいた、という主張も記録されている。

    もちろん、文書はこの主張を事実と認定しているわけではない。

    むしろ、情報を確認するために、必要なら本人と接触して聞き取りを行うべきだという実務的な文脈で書かれている。

    だが、ここにも1947年の空気がある。

    空飛ぶ円盤、原子力施設、秘密の発射場、外国勢力、謎の航空機。

    それらが、まだ整理されないまま一つの不安として絡み合っていた。

    このファイルが示すもの

    このPDFは、宇宙人の存在を証明する文書ではない。

    また、1947年に米軍が空飛ぶ円盤の正体をつかんでいたことを示すものでもない。

    しかし、非常に重要なことを示している。

    それは、1947年の段階で、米軍が空飛ぶ円盤を「調査に値する現象」として扱っていたということだ。

    報告を集める。

    写真を調べる。

    自然現象の可能性を考える。

    国内の秘密開発を疑う。

    外国の技術を警戒する。

    関係機関で情報を共有しようとする。

    そして、円盤型航空機という発想まで視野に入れる。

    ここには、現代のUAP調査につながる原型がすでにある。

    “空飛ぶ円盤”は最初から安全保障の問題だった

    空飛ぶ円盤という言葉には、どこかレトロで、少し滑稽な響きがある。

    だが、1947年の米軍文書を読むと、それは決して単なる笑い話ではなかったことが分かる。

    見慣れない形の飛行物体が報告される。

    速度が速い。

    音がしない。

    航跡がない。

    編隊を組んでいる。

    原子力施設や軍事施設との関係が疑われる。

    そのとき軍が考えるのは、「誰が飛ばしているのか」「技術的に可能なのか」「安全保障上の脅威なのか」ということだ。

    この文書は、その思考の出発点を記録している。

    1947年、空飛ぶ円盤は、空想と軍事技術と冷戦初期の不安が交差する場所にあった。

    そしてその交差点こそが、のちのUFO、さらに現代のUAP問題へとつながっていく。


    全文翻訳

    出典元ページの説明

    このファイルには、空飛ぶ円盤/円盤の目撃情報に関する覚書や通信文書が含まれており、それらは航空資材司令部にとって懸念事項である。

    アセットファイル名:18_100754_ 一般 1946-7_Vol_2

    公開日:2026年5月8日

    機関:戦争省

    事件発生日:1947年12月30日

    事件発生場所:該当なし

    文書の種類:PDF

    PDF内容の翻訳・要約

    注:このPDFは画像スキャン資料であり、ページ内テキストの多くは自動抽出できない。以下は、画像上で判読できる主要部分をもとにした翻訳・要約である。

    ページ1:航空資材司令部から米空軍参謀総長への覚書

    日付:1947年12月30日

    件名:Flying Discs(※直訳:飛行円盤)

    差出:Headquarters Air Materiel Command(※航空資材司令部)

    宛先:Chief of Staff, United States Air Force(※米空軍参謀総長)

    1947年12月9日に行われたMajor General L. C. Craigieとの会話を確認し、Flying Discs(※飛行円盤)に関する過去の書簡を添付する。

    航空資材司令部のコメントは空軍本部に受け取られていないが、収集と分析のための情報をさらに得る必要がある。

    この件は航空資材司令部、情報部にとって継続的な関心事項である。

    ページ2:文書管理カード

    件名:Analysis of “Flying Disc” Reports(※「飛行円盤」報告の分析)

    1947年12月ごろの文書管理カード。

    「飛行円盤」報告の分析に関する資料として扱われていたことが分かる。

    ページ3:飛行円盤に関する覚書

    日付:1947年12月30日

    件名:Flying Discs(※飛行円盤)

    この文書では、飛行円盤に関する複数の覚書や書簡が参照されている。

    空軍の方針として、すべての目撃や現象に関するデータが収集・照合・評価されるべきであり、その性質に関する情報が整えられるべきだという趣旨が述べられている。

    航空資材司令部は、適切な勧告を行うためには十分な情報が必要であるとしている。

    ページ4:写真の痕跡に関する判断

    日付:1947年12月5日付文書への第1回裏書、1947年12月22日

    件名:Flying Disc(※飛行円盤)

    写真に写った痕跡は、フィルム、紙、またはカメラの欠陥によるものと考えられ、飛行円盤の写真ではないと判断されている。

    この件については、これ以上の調査を行わないよう求められている。

    ページ6:女性が撮影した写真に関する報告

    日付:1947年12月5日

    差出:Headquarters Fourth Air Force, Hamilton Field, California

    件名:Flying Disc(※飛行円盤)

    Mrs. Herronが1946年11月5日から12月12日の間に撮影した写真5枚が転送された。

    写真には空に見える点状または線状のものが写っているとされる。

    初見では、これらはフィルムまたはカメラの欠陥の可能性があるとされ、飛行円盤の確認例ではないと判断されている。

    Mrs. Herronはネガの返却を求めており、必要であれば写真室でネガを入手して返送するよう求めている。

    ページ7:新聞記事と未確認航空機への情報要求

    日付:1947年11月18日

    件名:Flying Discs(※飛行円盤)

    Dayton Journalに掲載された「Saucer」と呼ばれる航空機に関する新聞記事の切り抜きが添付されている。

    記事では、戦時中にドイツで開発された武器や、新たな推進方式に関する話題が扱われていたとされる。

    記事に登場する人物や航空機について、さらなる情報が求められている。

    ページ8:新聞切り抜きに関する通信

    日付:1947年11月24日

    件名:Flying Discs(※飛行円盤)

    1947年11月18日付の通信に関する返答で、同封された新聞記事は適切に扱うため、航空技術情報部門へ転送されるべきだと述べられている。

    ページ9〜14:航空資材司令部による「飛行円盤」に関する見解

    日付:1947年9月23日

    件名:AMC Opinion Concerning “Flying Discs”(※航空資材司令部による「飛行円盤」に関する見解)

    この文書は、T-3、航空機研究所、工学部門、さらにT-3の動力装置・プロペラ研究所などの人員による予備調査に基づく見解として提出されている。

    文書は、以下のような見解を示している。

    第一に、報告された現象は実在するものであり、幻覚的なものでも架空のものでもない。

    第二に、円盤のような形状を持ち、人間が作った航空機ほどの大きさに見える物体が存在する可能性がある。

    第三に、いくつかの事例は隕石のような自然現象によって引き起こされた可能性がある。

    第四に、報告されている運動特性には、極端な上昇率、機動性、特に横転動作などが含まれる。これらは友軍機やレーダーによって目撃・接触された場合、回避行動とみなされる可能性がある。

    文書には、物体の共通する特徴として、以下のような記述がある。

    • 金属的、または光を反射する表面
    • 通常は航跡がない。ただし、対象が高性能条件下で運用されている場合を除く
    • 円形または楕円形で、底が平ら、上部がドーム状
    • 複数の報告で、3機から9機の編隊飛行が確認されている
    • 通常は音がないが、3件では大きな轟音が記録されている
    • 水平飛行時の速度は300ノット以上と推定される

    また、文書は、これらの物体が米国内の極秘計画または未知の研究開発に由来する可能性、あるいは外国が何らかの飛行形態や推進方式を持っている可能性についても検討している。

    さらに、調査を優先事項として進め、陸軍、海軍、原子力委員会、研究開発機関などとの情報交換を行うことを推奨している。

    ページ15〜16:ホルテン兄弟と円盤型・全翼機関連資料

    日付:1947年9月24日

    件名:Flying Disc(※飛行円盤)

    この文書では、風洞試験用の図面や、Royal Aircraft Establishment(※英国王立航空研究所)による報告が添付されていると記されている。

    対象には、Horten VIII、Horten IX、Horten Parabolaなど、ホルテン兄弟による航空機関連資料が含まれている。

    文書は、ドイツの航空技術や全翼機、円盤型航空機の可能性について情報を収集していたことを示している。

    ページ17:空飛ぶ円盤型航空機に関する情報要求

    日付:1947年10月30日

    件名:Flying Saucer – Phenomenon(※空飛ぶ円盤現象)

    概要:Intelligence Requirements on Flying Saucer Type Aircraft(※空飛ぶ円盤型航空機に関する情報要求)

    陸軍航空軍本部の対応記録であり、空飛ぶ円盤型航空機に関する情報要求として整理されている。

    ページ18:Mrs. Merchantへの聞き取りに関する文書

    日付:1947年10月28日

    件名:Flying Discs(※飛行円盤)

    General Brentnallが、Mrs. Merchantから「飛行円盤」に関する発言を聞いたことに関する通信。

    Mrs. Merchantを尋問するための措置を取るよう求められている。

    ページ19〜20:Mrs. Merchantの主張に関する詳細

    日付:1947年10月13日

    件名:Flying Discs(※飛行円盤)

    General Brentnallがニューメキシコ州アルバカーキの第16作戦連絡部隊を訪問中、Mrs. H. Merchantという人物から「飛行円盤」に関する情報を得たことが記録されている。

    文書によれば、Mrs. Merchantは、飛行円盤がネバダ州ラスベガス近くの離着陸場から発射されていると主張していた。

    また、円盤は中央メキシコのある場所から発射され、ニューメキシコ州ロスアラモスの重要な原子力施設を目撃・観察するために使われている、という趣旨の主張も記録されている。

    文書は、この主張を事実として認定しているわけではないが、本人に接触して情報を確認することを求めている。

    出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「18_100754_ general 1946-7_vol_2.pdf」

  • FBIが保管していた“空飛ぶ円盤”ファイル──1966年、UFOブームと市民団体をめぐる奇妙な記録

    FBIが保管していた“空飛ぶ円盤”ファイル──1966年、UFOブームと市民団体をめぐる奇妙な記録

    事件発生日:該当なし

    文書年代:1947年6月〜1968年7月の記録を含むFBI事件ファイルの一部

    主な収録時期:1966年

    公開日:2026年5月8日

    発生場所:該当なし

    公開元:FBI

    文書の種類:PDF

    アセットファイル名:65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10

    出典:U.S. Department of War「65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10」 / 65_hs1-834228961_62-hq-83894_section_10.pdf

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    2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、FBIのUFO関連事件ファイルを公開した。

    今回の資料は「65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10」。FBIの事件ファイル番号「62-HQ-83894」に属する文書の一部である。

    この事件ファイルには、1947年6月から1968年7月までに記録された未確認飛行物体、いわゆる「空飛ぶ円盤」に関する捜査記録、目撃証言、公開報告書、新聞記事、民間団体資料などが含まれている。

    今回のPDFは20ページ構成で、主に1966年の資料が目立つ。

    J・エドガー・フーヴァー名義の返信書簡、UFO愛好家団体の大会資料、「Flying Saucers International」という会報、新聞切り抜き、そしてFBI内部メモ。

    そこにあるのは、単なるUFO目撃談ではない。

    1960年代のアメリカで、空飛ぶ円盤というテーマが、市民団体、出版物、新聞、政治的疑念、FBIの記録管理の中にどう入り込んでいたのかを示す資料である。

    FBIの“空飛ぶ円盤”事件ファイル

    この資料の表紙には、FBI中央記録センターのラベルとともに「62-HQ-83894」「Section 10」と記されている。

    ファイルには「Serials 448-」という管理表示も見える。

    つまり、これは単発の文書ではなく、長く蓄積されたFBIのUFO関連ファイルの一部である。

    出典元の説明によれば、この事件ファイルには、1947年6月から1968年7月の間に記録された、未確認飛行物体および空飛ぶ円盤に関する捜査記録、目撃証言、公開報告書が含まれている。

    FBIの保管庫では一部公開されていたものの、今回掲載されているものは、より完全に近い事件ファイルであり、新たに機密解除されたページと、わずかな黒塗りのみを含むものと説明されている。

    J・エドガー・フーヴァーからの返信

    PDFの序盤には、1966年9月6日付の書簡が収録されている。

    差出人はFBI長官J・エドガー・フーヴァー。宛先はニューハンプシャー州ゴフスタウンのMrs. Levi J. Dowである。

    内容は、彼女が送った1966年8月31日付の手紙と同封物に対する返信だ。

    フーヴァーは、FBIが連邦政府の厳密な捜査機関であり、飛行物体の調査については結論を出していない、という趣旨の回答をしている。

    そして、同封された内容は記録として残すと述べている。

    注記には、FBIのファイルには「Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)」に関する記録はない、という趣旨の記載も見える。

    ここが面白い。

    市民から送られてきた空飛ぶ円盤関連の資料に対して、FBI長官名義で形式的に返答しつつ、同時に内部では、その団体が記録上どう扱われているかが確認されている。

    市民の手紙ににじむ“UFO団体への不安”

    続いて収録されているのは、Mrs. Florence C. Dowによる1966年8月31日付の手紙である。

    彼女は、自分が「Nicap」に関心を持っていると書いている。NICAP(※全米空中現象調査委員会)は、当時の有名なUFO研究団体である。

    手紙の内容からは、彼女がUFOそのものだけでなく、UFO関連団体の背後にある思想や政治的影響を気にしていたことがうかがえる。

    彼女は、同封された資料を読み、そこに共産主義的な影響があるのではないかと懸念しているように読める。

    1966年のアメリカである。

    空飛ぶ円盤は、単なる空の謎ではなかった。

    冷戦、共産主義への警戒、市民団体への疑念、政府機関への問い合わせ。そうした時代の空気の中で、UFOというテーマが扱われていた。

    空飛ぶ円盤クラブの大会資料

    PDFの中盤には、AFSCA(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)の大会資料が収録されている。

    資料には「3rd National Flying Saucer Convention」とあり、開催地はネバダ州リノ。日程は1966年7月8日、9日、10日と読める。

    会場はCentennial Coliseum。

    大会資料には、講演者、研究者、展示、写真、空飛ぶ円盤関連の出版物などが掲載されている。

    そこには、当時のUFO文化の熱気がある。

    ただの目撃談だけではない。大会があり、会報があり、講演者がいて、参加登録用紙があり、販売される出版物があり、写真や新聞記事の切り抜きがある。

    1960年代のUFOブームは、すでにかなり組織化された市民文化になっていた。

    「Flying Saucers International」という会報

    PDFには「Flying Saucers International」と題された会報のページも含まれている。

    発行主体はAmalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)。

    1966年7月号で、価格は50セントと表示されている。

    表紙には、森の上空を飛ぶ円盤状の物体の写真またはイラストが大きく掲載されている。

    中面には、各地の目撃談、新聞記事、研究者の文章、大会関連情報などが詰め込まれている。

    まるでUFO版の業界誌である。

    読者は単に「空に変なものを見た」という人々だけではない。

    研究者、愛好家、講演者、団体運営者、そして疑念を持つ市民たちが、このメディア空間の中でつながっていた。

    新聞切り抜きが示す“空飛ぶ円盤の時代”

    PDFには、多数の新聞切り抜きも収録されている。

    見出しには「Tracked by Radar」「UFOs Sighted Over Wide Section of District」「Six Teens Tell of Chase by Buzzing, Lighted UFOs」「Flying Saucers Are Poppin’ Up All Over」「Civil Defense Director Watches ‘Flying Saucer’」などの文字が見える。

    いずれも、空飛ぶ円盤やUFOが当時の新聞で広く扱われていたことを示している。

    特に興味深いのは、UFOが単なる娯楽記事ではなく、レーダー、警察、民間防衛、若者の目撃談、地域社会の話題として報じられている点だ。

    空飛ぶ円盤は、当時のアメリカ社会において、笑い話でもあり、不安でもあり、科学的好奇心でもあり、時に安全保障の問題でもあった。

    新聞切り抜きの集合は、その混ざり合った空気をよく伝えている。

    「空飛ぶ円盤は実在する!」という広告

    PDFの後半には、「FLYING SAUCERS ARE REAL!」と大きく書かれた広告のような画像も収録されている。

    そこには、AFSCA WORLD REPORTの購読案内らしき文面があり、12号で3ドルと読める。

    発行元として、Gabriel Greenの名前と、ロサンゼルスの住所も記載されている。

    この一枚は、当時のUFO文化を象徴している。

    空飛ぶ円盤は、目撃談であり、信念であり、商品でもあった。

    人々はレポートを買い、会報を読み、大会に参加し、写真を見て、新聞記事を集めていた。

    FBIのファイルに残されたのは、まさにその文化の断片である。

    FBI内部メモが示す距離感

    PDFの終盤には、1966年10月3日付のFBI内部メモがある。

    宛先はFBI長官。差出はロサンゼルスのSAC(※特別捜査官責任者)宛ての系統に見える。

    件名には、Flying Saucers International、Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.などの名称が並ぶ。

    メモの内容からは、FBIがこの団体について積極的な捜査を行っているというより、問い合わせや資料送付に応じて、記録確認をしている様子がうかがえる。

    また、FBI長官名義の別の返信書簡では、未確認飛行物体や空飛ぶ円盤の目撃に関する事柄はFBIの管轄ではなく、空軍の管轄であるという趣旨も示されている。

    つまり、FBIはUFO現象そのものを追っていたというより、関係する市民団体、資料、問い合わせ、そして必要に応じた他機関への照会を記録していた。

    この距離感が、資料全体から見えてくる。

    このファイルが面白い理由

    この資料は、UFOの正体を明かすものではない。

    墜落した機体の秘密資料でもなければ、宇宙人の存在を証明する文書でもない。

    しかし、別の意味で非常に面白い。

    それは、1960年代のアメリカ社会で「空飛ぶ円盤」がどのように扱われていたのかを、そのまま保存しているからだ。

    市民はFBIに手紙を書く。

    FBI長官は返信する。

    UFO団体は大会を開く。

    会報は売られる。

    新聞は目撃談を大きく扱う。

    そしてFBIは、それらを事件ファイルの中に保管する。

    UFOとは、空に現れる謎だけではない。

    それを見た人、信じた人、疑った人、商売にした人、調査しようとした人、警戒した人、記録した人たちが作る社会現象でもある。

    このファイルは、そのことをよく示している。

    “空飛ぶ円盤”は、政府記録の中で文化になった

    1947年以降、アメリカでは空飛ぶ円盤の目撃談が急増した。

    そして1960年代には、それは単なる噂ではなく、新聞、雑誌、市民団体、大会、政府機関への問い合わせを巻き込む大きな文化になっていた。

    今回のSection 10には、その文化の一部が詰め込まれている。

    手紙、返信、会報、広告、新聞切り抜き、内部メモ。

    ひとつひとつは小さな紙片である。

    だが、それらを並べると、当時のアメリカ社会が「空飛ぶ円盤」をどう受け止めていたのかが見えてくる。

    真実を求める人。

    不安を感じる人。

    商機を見出す人。

    公的機関に判断を求める人。

    そして、管轄外だとしながらも記録を残すFBI。

    この資料は、UFOの正体ではなく、UFOをめぐる人間社会の正体を映している。


    全文翻訳

    出典元ページの説明

    FBIの62-HQ-83894事件ファイルには、1947年6月から1968年7月の間に記録された未確認飛行物体および飛行円盤に関する捜査記録、目撃証言、および公開報告書が含まれている。

    記録には、注目を集めた事件の報告、テネシー州オークリッジなどの場所からの写真証拠、および潜在的な推進システムに関する技術提案が含まれている。

    その他のトピックには、会議プログラム、研究者の報告、および当時の広範なメディア報道が含まれる。

    このファイルは、FBI保管庫に一部公開されているが、より多くの黒塗りがあり、一部のページが欠落している。

    ここに掲載されているのは、新たに機密解除された数ページと、わずかな黒塗りのみを含む完全な事件ファイルである。

    アセットファイル名:65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10

    公開日:2026年5月8日

    機関:FBI

    事件発生日:該当なし

    事件発生場所:該当なし

    文書の種類:PDF

    PDF内容の翻訳・要約

    注:このPDFは画像スキャン資料であり、ページ内テキストの多くは自動抽出できない。以下は、画像上で判読できる主要部分をもとにした翻訳・要約である。

    ページ1:FBI事件ファイル表紙

    FBI中央記録センターのファイル表紙。

    ファイル番号として「62-HQ-83894」、セクション番号として「Section 10」が確認できる。

    表紙には「Use care in handling this file」、つまり「このファイルの取り扱いに注意」といった管理上の注意書きが見える。

    ページ2:J・エドガー・フーヴァーからの返信書簡

    日付:1966年9月6日

    宛先:Mrs. Levi J. Dow, Goffstown, New Hampshire

    差出人:J. Edgar Hoover, Director

    あなたの1966年8月31日付の手紙と同封物を受け取りました。

    お問い合わせについて、この局は連邦政府の厳密な捜査機関であり、未確認飛行物体に関する評価や結論を出すことはしていません。

    連邦法違反が明確に示されない限り、この件について調査を行う権限はありません。

    ただし、あなたの通信は記録として残されます。

    注記:FBIのファイルには、Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)に関する記録はない、という趣旨の記載がある。

    ページ4:Mrs. Florence C. Dowの手紙

    日付:1966年8月31日

    宛先:J. E. Hoover, FBI Director

    私はNICAP(※全米空中現象調査委員会)の会員であり、UFO、つまり空飛ぶ円盤にとても関心があります。

    数週間前、同僚が空飛ぶ円盤の切手に関する手紙を受け取りました。

    私はUFOに関心があったので、その切手を求め、3ドルを支払って12号分のAFSCAレポートを申し込みました。

    最初の号を受け取って読んだところ、私が期待していた内容とは違うように感じました。

    私はこの件についてどうすべきか分かりませんが、自分の限られた理解では、共産主義的な思想に支えられているように思えます。

    私は自分を真のアメリカ人だと考えており、祖先はアメリカ独立戦争以前にまでさかのぼります。

    私は共産党と関わるような組織には関わりたくありません。

    もしこの件を調査する方法があるなら、教えていただきたいです。

    ページ8〜15:AFSCA大会資料、会報、新聞切り抜き

    AFSCA(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)の第3回全国空飛ぶ円盤大会資料が収録されている。

    大会名は「3rd National Flying Saucer Convention」。開催地はネバダ州リノ。日程は1966年7月8日、9日、10日。

    会報「Flying Saucers International」1966年7月号も収録されている。

    表紙には「Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.」と記載され、価格は50セント。

    新聞切り抜きには、レーダーで追跡されたUFO、広い地域で目撃されたUFO、若者たちが追跡した光るUFO、空飛ぶ円盤関連の世論調査や地域報道などが含まれている。

    これらの資料は、1960年代当時、空飛ぶ円盤が新聞、会報、大会、広告を通じて広く流通していたことを示している。

    ページ16:広告資料

    「FLYING SAUCERS ARE REAL!」つまり「空飛ぶ円盤は実在する!」と大きく書かれた広告資料。

    AFSCA WORLD REPORTの購読案内と思われる内容で、「12 issues $3.00」と読める。

    発行元はAmalgamated Flying Saucer Clubs of Americaで、Gabriel Greenの名前が確認できる。

    ページ18:FBI内部メモ

    日付:1966年10月3日

    宛先:FBI長官

    件名:Flying Saucers International、Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.、その他関連事項

    このメモでは、フィラデルフィア支局から送られた書簡により、Flying Saucers Internationalという出版物、およびAmalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.に関する照会が共有されている。

    記録上、ロサンゼルス支局のファイルには、当該団体についての調査が行われた情報はない、という趣旨の記載がある。

    また、FBI本部へ情報提供された旨が記されている。

    ページ20:Paul L. Wrightへの返信書簡

    日付:1966年10月17日

    宛先:Mr. Paul L. Wright, Atlanta, Georgia

    差出人:J. Edgar Hoover

    あなたの10月9日付の手紙を受け取りました。

    未確認飛行物体、または空飛ぶ円盤の目撃に関する事柄については、FBIの管轄にはありません。

    あなたの通信は他の政府機関にも関心のある内容であるため、空軍長官室の特別捜査担当総監に写しを送ります。

    出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「65_hs1-834228961_62-hq-83894_section_10.pdf」