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  • FBIが保管していた“空飛ぶ円盤”ファイル──1966年、UFOブームと市民団体をめぐる奇妙な記録

    FBIが保管していた“空飛ぶ円盤”ファイル──1966年、UFOブームと市民団体をめぐる奇妙な記録

    事件発生日:該当なし

    文書年代:1947年6月〜1968年7月の記録を含むFBI事件ファイルの一部

    主な収録時期:1966年

    公開日:2026年5月8日

    発生場所:該当なし

    公開元:FBI

    文書の種類:PDF

    アセットファイル名:65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10

    出典:U.S. Department of War「65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10」 / 65_hs1-834228961_62-hq-83894_section_10.pdf

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    2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、FBIのUFO関連事件ファイルを公開した。

    今回の資料は「65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10」。FBIの事件ファイル番号「62-HQ-83894」に属する文書の一部である。

    この事件ファイルには、1947年6月から1968年7月までに記録された未確認飛行物体、いわゆる「空飛ぶ円盤」に関する捜査記録、目撃証言、公開報告書、新聞記事、民間団体資料などが含まれている。

    今回のPDFは20ページ構成で、主に1966年の資料が目立つ。

    J・エドガー・フーヴァー名義の返信書簡、UFO愛好家団体の大会資料、「Flying Saucers International」という会報、新聞切り抜き、そしてFBI内部メモ。

    そこにあるのは、単なるUFO目撃談ではない。

    1960年代のアメリカで、空飛ぶ円盤というテーマが、市民団体、出版物、新聞、政治的疑念、FBIの記録管理の中にどう入り込んでいたのかを示す資料である。

    FBIの“空飛ぶ円盤”事件ファイル

    この資料の表紙には、FBI中央記録センターのラベルとともに「62-HQ-83894」「Section 10」と記されている。

    ファイルには「Serials 448-」という管理表示も見える。

    つまり、これは単発の文書ではなく、長く蓄積されたFBIのUFO関連ファイルの一部である。

    出典元の説明によれば、この事件ファイルには、1947年6月から1968年7月の間に記録された、未確認飛行物体および空飛ぶ円盤に関する捜査記録、目撃証言、公開報告書が含まれている。

    FBIの保管庫では一部公開されていたものの、今回掲載されているものは、より完全に近い事件ファイルであり、新たに機密解除されたページと、わずかな黒塗りのみを含むものと説明されている。

    J・エドガー・フーヴァーからの返信

    PDFの序盤には、1966年9月6日付の書簡が収録されている。

    差出人はFBI長官J・エドガー・フーヴァー。宛先はニューハンプシャー州ゴフスタウンのMrs. Levi J. Dowである。

    内容は、彼女が送った1966年8月31日付の手紙と同封物に対する返信だ。

    フーヴァーは、FBIが連邦政府の厳密な捜査機関であり、飛行物体の調査については結論を出していない、という趣旨の回答をしている。

    そして、同封された内容は記録として残すと述べている。

    注記には、FBIのファイルには「Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)」に関する記録はない、という趣旨の記載も見える。

    ここが面白い。

    市民から送られてきた空飛ぶ円盤関連の資料に対して、FBI長官名義で形式的に返答しつつ、同時に内部では、その団体が記録上どう扱われているかが確認されている。

    市民の手紙ににじむ“UFO団体への不安”

    続いて収録されているのは、Mrs. Florence C. Dowによる1966年8月31日付の手紙である。

    彼女は、自分が「Nicap」に関心を持っていると書いている。NICAP(※全米空中現象調査委員会)は、当時の有名なUFO研究団体である。

    手紙の内容からは、彼女がUFOそのものだけでなく、UFO関連団体の背後にある思想や政治的影響を気にしていたことがうかがえる。

    彼女は、同封された資料を読み、そこに共産主義的な影響があるのではないかと懸念しているように読める。

    1966年のアメリカである。

    空飛ぶ円盤は、単なる空の謎ではなかった。

    冷戦、共産主義への警戒、市民団体への疑念、政府機関への問い合わせ。そうした時代の空気の中で、UFOというテーマが扱われていた。

    空飛ぶ円盤クラブの大会資料

    PDFの中盤には、AFSCA(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)の大会資料が収録されている。

    資料には「3rd National Flying Saucer Convention」とあり、開催地はネバダ州リノ。日程は1966年7月8日、9日、10日と読める。

    会場はCentennial Coliseum。

    大会資料には、講演者、研究者、展示、写真、空飛ぶ円盤関連の出版物などが掲載されている。

    そこには、当時のUFO文化の熱気がある。

    ただの目撃談だけではない。大会があり、会報があり、講演者がいて、参加登録用紙があり、販売される出版物があり、写真や新聞記事の切り抜きがある。

    1960年代のUFOブームは、すでにかなり組織化された市民文化になっていた。

    「Flying Saucers International」という会報

    PDFには「Flying Saucers International」と題された会報のページも含まれている。

    発行主体はAmalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)。

    1966年7月号で、価格は50セントと表示されている。

    表紙には、森の上空を飛ぶ円盤状の物体の写真またはイラストが大きく掲載されている。

    中面には、各地の目撃談、新聞記事、研究者の文章、大会関連情報などが詰め込まれている。

    まるでUFO版の業界誌である。

    読者は単に「空に変なものを見た」という人々だけではない。

    研究者、愛好家、講演者、団体運営者、そして疑念を持つ市民たちが、このメディア空間の中でつながっていた。

    新聞切り抜きが示す“空飛ぶ円盤の時代”

    PDFには、多数の新聞切り抜きも収録されている。

    見出しには「Tracked by Radar」「UFOs Sighted Over Wide Section of District」「Six Teens Tell of Chase by Buzzing, Lighted UFOs」「Flying Saucers Are Poppin’ Up All Over」「Civil Defense Director Watches ‘Flying Saucer’」などの文字が見える。

    いずれも、空飛ぶ円盤やUFOが当時の新聞で広く扱われていたことを示している。

    特に興味深いのは、UFOが単なる娯楽記事ではなく、レーダー、警察、民間防衛、若者の目撃談、地域社会の話題として報じられている点だ。

    空飛ぶ円盤は、当時のアメリカ社会において、笑い話でもあり、不安でもあり、科学的好奇心でもあり、時に安全保障の問題でもあった。

    新聞切り抜きの集合は、その混ざり合った空気をよく伝えている。

    「空飛ぶ円盤は実在する!」という広告

    PDFの後半には、「FLYING SAUCERS ARE REAL!」と大きく書かれた広告のような画像も収録されている。

    そこには、AFSCA WORLD REPORTの購読案内らしき文面があり、12号で3ドルと読める。

    発行元として、Gabriel Greenの名前と、ロサンゼルスの住所も記載されている。

    この一枚は、当時のUFO文化を象徴している。

    空飛ぶ円盤は、目撃談であり、信念であり、商品でもあった。

    人々はレポートを買い、会報を読み、大会に参加し、写真を見て、新聞記事を集めていた。

    FBIのファイルに残されたのは、まさにその文化の断片である。

    FBI内部メモが示す距離感

    PDFの終盤には、1966年10月3日付のFBI内部メモがある。

    宛先はFBI長官。差出はロサンゼルスのSAC(※特別捜査官責任者)宛ての系統に見える。

    件名には、Flying Saucers International、Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.などの名称が並ぶ。

    メモの内容からは、FBIがこの団体について積極的な捜査を行っているというより、問い合わせや資料送付に応じて、記録確認をしている様子がうかがえる。

    また、FBI長官名義の別の返信書簡では、未確認飛行物体や空飛ぶ円盤の目撃に関する事柄はFBIの管轄ではなく、空軍の管轄であるという趣旨も示されている。

    つまり、FBIはUFO現象そのものを追っていたというより、関係する市民団体、資料、問い合わせ、そして必要に応じた他機関への照会を記録していた。

    この距離感が、資料全体から見えてくる。

    このファイルが面白い理由

    この資料は、UFOの正体を明かすものではない。

    墜落した機体の秘密資料でもなければ、宇宙人の存在を証明する文書でもない。

    しかし、別の意味で非常に面白い。

    それは、1960年代のアメリカ社会で「空飛ぶ円盤」がどのように扱われていたのかを、そのまま保存しているからだ。

    市民はFBIに手紙を書く。

    FBI長官は返信する。

    UFO団体は大会を開く。

    会報は売られる。

    新聞は目撃談を大きく扱う。

    そしてFBIは、それらを事件ファイルの中に保管する。

    UFOとは、空に現れる謎だけではない。

    それを見た人、信じた人、疑った人、商売にした人、調査しようとした人、警戒した人、記録した人たちが作る社会現象でもある。

    このファイルは、そのことをよく示している。

    “空飛ぶ円盤”は、政府記録の中で文化になった

    1947年以降、アメリカでは空飛ぶ円盤の目撃談が急増した。

    そして1960年代には、それは単なる噂ではなく、新聞、雑誌、市民団体、大会、政府機関への問い合わせを巻き込む大きな文化になっていた。

    今回のSection 10には、その文化の一部が詰め込まれている。

    手紙、返信、会報、広告、新聞切り抜き、内部メモ。

    ひとつひとつは小さな紙片である。

    だが、それらを並べると、当時のアメリカ社会が「空飛ぶ円盤」をどう受け止めていたのかが見えてくる。

    真実を求める人。

    不安を感じる人。

    商機を見出す人。

    公的機関に判断を求める人。

    そして、管轄外だとしながらも記録を残すFBI。

    この資料は、UFOの正体ではなく、UFOをめぐる人間社会の正体を映している。


    全文翻訳

    出典元ページの説明

    FBIの62-HQ-83894事件ファイルには、1947年6月から1968年7月の間に記録された未確認飛行物体および飛行円盤に関する捜査記録、目撃証言、および公開報告書が含まれている。

    記録には、注目を集めた事件の報告、テネシー州オークリッジなどの場所からの写真証拠、および潜在的な推進システムに関する技術提案が含まれている。

    その他のトピックには、会議プログラム、研究者の報告、および当時の広範なメディア報道が含まれる。

    このファイルは、FBI保管庫に一部公開されているが、より多くの黒塗りがあり、一部のページが欠落している。

    ここに掲載されているのは、新たに機密解除された数ページと、わずかな黒塗りのみを含む完全な事件ファイルである。

    アセットファイル名:65_HS1-834228961_62-HQ-83894_Section_10

    公開日:2026年5月8日

    機関:FBI

    事件発生日:該当なし

    事件発生場所:該当なし

    文書の種類:PDF

    PDF内容の翻訳・要約

    注:このPDFは画像スキャン資料であり、ページ内テキストの多くは自動抽出できない。以下は、画像上で判読できる主要部分をもとにした翻訳・要約である。

    ページ1:FBI事件ファイル表紙

    FBI中央記録センターのファイル表紙。

    ファイル番号として「62-HQ-83894」、セクション番号として「Section 10」が確認できる。

    表紙には「Use care in handling this file」、つまり「このファイルの取り扱いに注意」といった管理上の注意書きが見える。

    ページ2:J・エドガー・フーヴァーからの返信書簡

    日付:1966年9月6日

    宛先:Mrs. Levi J. Dow, Goffstown, New Hampshire

    差出人:J. Edgar Hoover, Director

    あなたの1966年8月31日付の手紙と同封物を受け取りました。

    お問い合わせについて、この局は連邦政府の厳密な捜査機関であり、未確認飛行物体に関する評価や結論を出すことはしていません。

    連邦法違反が明確に示されない限り、この件について調査を行う権限はありません。

    ただし、あなたの通信は記録として残されます。

    注記:FBIのファイルには、Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)に関する記録はない、という趣旨の記載がある。

    ページ4:Mrs. Florence C. Dowの手紙

    日付:1966年8月31日

    宛先:J. E. Hoover, FBI Director

    私はNICAP(※全米空中現象調査委員会)の会員であり、UFO、つまり空飛ぶ円盤にとても関心があります。

    数週間前、同僚が空飛ぶ円盤の切手に関する手紙を受け取りました。

    私はUFOに関心があったので、その切手を求め、3ドルを支払って12号分のAFSCAレポートを申し込みました。

    最初の号を受け取って読んだところ、私が期待していた内容とは違うように感じました。

    私はこの件についてどうすべきか分かりませんが、自分の限られた理解では、共産主義的な思想に支えられているように思えます。

    私は自分を真のアメリカ人だと考えており、祖先はアメリカ独立戦争以前にまでさかのぼります。

    私は共産党と関わるような組織には関わりたくありません。

    もしこの件を調査する方法があるなら、教えていただきたいです。

    ページ8〜15:AFSCA大会資料、会報、新聞切り抜き

    AFSCA(※全米合同空飛ぶ円盤クラブ)の第3回全国空飛ぶ円盤大会資料が収録されている。

    大会名は「3rd National Flying Saucer Convention」。開催地はネバダ州リノ。日程は1966年7月8日、9日、10日。

    会報「Flying Saucers International」1966年7月号も収録されている。

    表紙には「Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.」と記載され、価格は50セント。

    新聞切り抜きには、レーダーで追跡されたUFO、広い地域で目撃されたUFO、若者たちが追跡した光るUFO、空飛ぶ円盤関連の世論調査や地域報道などが含まれている。

    これらの資料は、1960年代当時、空飛ぶ円盤が新聞、会報、大会、広告を通じて広く流通していたことを示している。

    ページ16:広告資料

    「FLYING SAUCERS ARE REAL!」つまり「空飛ぶ円盤は実在する!」と大きく書かれた広告資料。

    AFSCA WORLD REPORTの購読案内と思われる内容で、「12 issues $3.00」と読める。

    発行元はAmalgamated Flying Saucer Clubs of Americaで、Gabriel Greenの名前が確認できる。

    ページ18:FBI内部メモ

    日付:1966年10月3日

    宛先:FBI長官

    件名:Flying Saucers International、Amalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.、その他関連事項

    このメモでは、フィラデルフィア支局から送られた書簡により、Flying Saucers Internationalという出版物、およびAmalgamated Flying Saucer Clubs of America, Inc.に関する照会が共有されている。

    記録上、ロサンゼルス支局のファイルには、当該団体についての調査が行われた情報はない、という趣旨の記載がある。

    また、FBI本部へ情報提供された旨が記されている。

    ページ20:Paul L. Wrightへの返信書簡

    日付:1966年10月17日

    宛先:Mr. Paul L. Wright, Atlanta, Georgia

    差出人:J. Edgar Hoover

    あなたの10月9日付の手紙を受け取りました。

    未確認飛行物体、または空飛ぶ円盤の目撃に関する事柄については、FBIの管轄にはありません。

    あなたの通信は他の政府機関にも関心のある内容であるため、空軍長官室の特別捜査担当総監に写しを送ります。

    出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「65_hs1-834228961_62-hq-83894_section_10.pdf」

  • FBIが記録した2023年9月のUAP目撃証言──テストサイトへ向かう車列が見た“地平線上の白い光”

    FBIが記録した2023年9月のUAP目撃証言──テストサイトへ向かう車列が見た“地平線上の白い光”

    事件発生日:2023年9月

    公開日:2026年5月8日

    発生場所:アメリカ合衆国

    公開元:FBI

    文書の種類:PDF

    アセットファイル名:FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号3

    出典:U.S. Department of War「FBI September 2023 Sighting – Serial 3」 / FBI September 2023 UAP PDF

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    2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、FBIによる2023年9月のUAP目撃証言記録を公開した。

    今回の資料は、「FBI September 2023 Sighting – Serial 3」、日本語でいえば「FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号3」とされるPDFである。

    これは、米国実験場でUAP(※未確認航空現象)に遭遇したという米国市民の証言について、FBIがFD-302形式で聞き取りを行った記録だ。

    FD-302とは、FBIが聞き取り内容を記録する際に用いる報告書形式である。つまり、これは単なる噂話ではなく、FBIの聞き取り記録として残された証言である。

    目撃の舞台は、2023年9月のアメリカ合衆国。資料では、目撃者たちがLiDAR(※レーザー光を使って距離や形状を測定する技術)試験のため、テストサイトへ向かっていたと記録されている。

    その途中、車列の中から、地平線上に白く明るい光が見えた。

    その光は空中で静止した後、右へ動き、そして消えたという。

    午前9時、LiDAR試験へ向かう車列

    資料によれば、目撃は2023年9月の午前9時ごろに発生した。

    目撃者は、他の関係者たちとともに、LiDAR試験のためテストサイトへ向かっていた。

    一行は複数の車両に分かれて移動していた。資料には、F-150、GMC AT4、スプリンターバンといった車両名が記録されている。

    目撃者は東へ向かって運転していた。

    つまり、夜間に遠くの光を見たという話ではない。

    午前9時ごろ、テストサイトへ向かう途中、複数人が乗った車列の中で起きた目撃である。

    地平線上に現れた白い光

    車両がいくつかのゲートを通過したあと、目撃者は地平線上に明るい光を見た。

    資料では、その光は「bright light over the horizon」、つまり地平線の向こう、あるいは地平線上にある明るい光として記録されている。

    光は空中で静止していた。

    その後、右へ動き始め、そして消えた。

    目撃者はその光を、車両のフロントガラス右上越しに見ることができたと述べている。

    光は明るい白色で、消えるまで約10秒間見えていた。

    短い時間ではある。

    しかし、一瞬の閃光ではなく、静止し、移動し、消えるまでの変化を目撃者が追っていた点は興味深い。

    光の大きさは変わらなかった

    資料によれば、光は目撃されていた間、同じ大きさを保っていた。

    これは重要な点だ。

    たとえば、通常の航空機や遠ざかる光であれば、距離や角度によって大きさや見え方が変化することがある。

    もちろん、この証言だけで何かを断定することはできない。

    しかし、目撃者は、光が現れてから消えるまで、同じ大きさだったと述べている。

    また、車両への干渉は確認されていない。

    エンジンが止まった、通信機器が乱れた、電子機器に異常が起きた、といった記録はこの資料にはない。

    10マイルから20マイル先に見えた光

    目撃者は、その光が10マイルから20マイルほど離れていると考えた。

    10マイルは約16キロメートル、20マイルは約32キロメートルである。

    かなり遠方に見えたということだ。

    ただし、光の正確な距離や高度は資料からは分からない。

    この点は、前回の「シリアル番号5」の証言と比べると、やや情報量が少ない。

    前回の資料では、物体の高度や大きさ、翼や排気の有無などが記録されていた。

    一方、今回の資料では、主に「地平線上の明るい白い光」として記録されている。

    つまり、物体の形状よりも、光の動きが中心の証言である。

    同乗者は見られなかったが、別の人物は後で目撃した

    目撃者は、その光を同乗者に伝えた。

    しかし、同乗者は誤った方向を見てしまったため、光を見ることはできなかった。

    また、その同乗者は背が高く、座席を後ろに倒していたため、光を見るには良い位置にいなかったとも記録されている。

    そのため、車内の全員が同じ瞬間に同じ光を見たわけではない。

    ただし、資料では、最初のテストサイトに到着するまで、別の人物はその光に無関心だったが、到着後には2名がそれを見たと述べた、と記録されている。

    この部分は少し読み取りに注意が必要だ。

    少なくとも資料上では、最初に目撃した人物以外にも、後にその光を見たと述べた人物がいたことになる。

    隕石だったのか

    2ページ目には、目撃者の推測も記録されている。

    目撃者は、その光について、隕石がこちらへまっすぐ向かってきて、大気中で燃え尽きたものだったのかもしれないと考えた。

    これは重要な記述だ。

    なぜなら、この証言は最初から「異星人の乗り物だ」と主張するものではないからだ。

    目撃者自身も、自然現象の可能性を考えている。

    ただし、隕石として見るには気になる点もある。

    資料では、光は空中で静止した後、右へ動き、そして消えたと記録されている。

    一般的な流星であれば、通常は一直線に流れるように見えることが多い。もちろん、観測方向や距離によって、こちらへ向かってくるように見える場合もある。

    目撃者が「こちらへまっすぐ向かってくる隕石だったのかもしれない」と考えたのは、おそらくその点を意識したものだろう。

    だが、資料上では最終的な説明は示されていない。

    黒塗りが多いが、UAPの性質に関する情報は残されている

    今回のPDFは、かなり黒塗りが多い。

    目撃者の氏名、所属、具体的な施設名、場所の詳細などは伏せられている。

    これは、出典元ページでも説明されている通り、目撃者の身元、政府施設の所在地、UAPとは無関係な軍事施設に関する機密情報を保護するための処理である。

    一方で、UAP(※未確認航空現象)または関連現象として報告された遭遇事例の性質や存在に関する情報については、黒塗りされていないと説明されている。

    そのため、誰がどこで見たのかの詳細は分からない。

    だが、何を見たのかについては、かなり読める形で残されている。

    この記録は何を示しているのか

    今回の資料は、派手な内容ではない。

    巨大な機体の形状が詳細に記録されているわけでもない。

    レーダーや映像が添付されているわけでもない。

    しかし、FBIの聞き取り記録として、2023年9月の朝、LiDAR試験へ向かう車列の中で見られた白い光が残されている。

    光は地平線上にあり、空中で静止し、右へ動き、約10秒後に消えた。

    目撃者は、それを10マイルから20マイル先にあるものと考えた。

    同乗者は見逃したが、別の人物たちは後にそれを見たと述べている。

    そして目撃者自身は、隕石の可能性も考えていた。

    ここには、決定的な答えはない。

    ただ、ひとつの朝、テストサイトへ向かう途中の車列が、説明のつかない白い光を見たという記録がある。

    それが隕石だったのか、航空機だったのか、試験場に関連する何かだったのか、それとも別の現象だったのか。

    資料はそこまで語らない。

    だが、FBIが聞き取り、政府公開資料として残された以上、この小さな光の証言もまた、UAP問題を構成するひとつの断片である。


    全文翻訳

    出典元ページの説明

    これは、米国実験場でUAP(※未確認航空現象)に遭遇したという米国市民の証言について、FBIがFD-302形式で行った聞き取り調査である。

    USPER(※米国人職員・米国人関係者を示す匿名表記)は、「地平線の向こうに明るい光があった」と述べている。

    目撃者の身元、政府施設の所在地、またはUAPとは無関係な軍事施設に関する機密情報を保護するため、一部が黒塗りされている。

    トランプ大統領の指示に基づき公開されたファイルのうち、UAPまたは関連現象として報告された遭遇事例の性質や存在に関する情報については、一切黒塗りは行われていない。

    アセットファイル名:FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号3

    公開日:2026年5月8日

    機関:FBI

    事件発生日:2023年9月

    事件発生場所:アメリカ合衆国

    文書の種類:PDF

    FBI FD-302 聞き取り記録

    記録作成日:2023年10月【黒塗り】日

    2023年9月【黒塗り】日、【黒塗り】およびFBI特別捜査官【黒塗り】は、FaceTimeビデオを通じて【黒塗り】に聞き取りを行った。

    聞き取りの時点で、【黒塗り】は【黒塗り】にいた。

    聞き取りを行う捜査官の身元と、聞き取りの性質について説明を受けた後、【黒塗り】は以下の情報を提供した。

    【黒塗り】は、【黒塗り】に関する情報を提供した。

    2023年9月【黒塗り】日、午前9時ごろ、【黒塗り】は、【黒塗り】において、LiDAR(※レーザー光を使って距離や形状を測定する技術)試験のためのデータを取得するため、テストサイトへ東に向かって運転していた。

    【黒塗り】および【黒塗り】はF-150を運転していた。

    【黒塗り】は彼らの後ろで、【黒塗り】を同乗者としてGMC AT4を運転していた。

    【黒塗り】はその後ろで、スプリンターバンを運転していた。

    車両は複数のゲートを通過した。

    その後、【黒塗り】は地平線上に明るい光を見た。

    その光は空中で静止していた後、右へ動き始め、そして消えた。

    【黒塗り】は、その光を車両のフロントガラス右上越しに見ることができた。

    光は明るい白色で、消えるまで10秒間見えていた。

    光は、その出来事の間、同じ大きさを保っていた。

    【黒塗り】は、その光が10マイルから20マイル離れていると考えた。

    【黒塗り】は、自分の車両への干渉には気づかなかった。

    【黒塗り】は、その光を【黒塗り】に指摘したが、【黒塗り】は違う方向を見てしまった。

    【黒塗り】は背が高く、座席を後ろに倒していたため、その光を見るには良い位置にいなかった。

    【黒塗り】は、最初のテストサイトに到着し、【黒塗り】と【黒塗り】が自分たちもそれを見たと言うまで、その光に無関心だった。

    【黒塗り】は、その光が、こちらへまっすぐ向かってきて大気中で燃え尽きる隕石だったのかもしれないと考えた。

    出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「serial 5 redacted_redacted.pdf」

  • FBIが記録した2023年9月のUAP目撃証言──米国実験場の上空に現れた“翼のない灰色の物体”

    FBIが記録した2023年9月のUAP目撃証言──米国実験場の上空に現れた“翼のない灰色の物体”

    事件発生日:2023年9月1日

    公開日:2026年5月8日

    発生場所:アメリカ合衆国

    公開元:FBI

    文書の種類:PDF

    アセットファイル名:FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号5

    出典:U.S. Department of War「FBI September 2023 Sighting – Serial 5」 / FBI September 2023 UAP PDF

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    2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、FBIによる2023年9月のUAP目撃証言記録を公開した。

    今回の資料は、「FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号5」とされるPDFである。

    これは、米国実験場でUAP(※未確認航空現象)に遭遇したという米国市民の証言について、FBIがFD-302形式で聞き取りを行った記録だ。

    FD-302とは、FBIが聞き取り内容を記録する際に用いる報告書形式である。つまり、これは単なる噂話ではなく、FBIの聞き取り記録として残された証言である。

    出典元の説明によれば、USPER(※米国人職員・米国人関係者を示す匿名表記)は「地平線の向こうに明るい光があった」と述べている。

    また、目撃者の身元、政府施設の所在地、UAPとは無関係な軍事施設に関する機密情報を保護するため、一部は黒塗りされている。

    ただし出典元では、UAPまたは関連現象として報告された遭遇事例の性質や存在に関する情報については、黒塗りは行われていないと説明されている。

    LiDAR試験へ向かう朝に起きた目撃

    資料によれば、目撃は2023年9月に発生した。

    目撃者は、他の契約関係者らとともに、LiDAR(※レーザー光を使って距離や形状を測定する技術)の試験のため、ある米国実験場にいた。

    一行は複数の車両に分かれて移動していた。時刻は午前7時30分ごろ。車両は南へ向かって走っていた。

    太陽は東にあり、視界は良好だったと記録されている。

    つまり、真夜中の暗闇で一瞬だけ何かを見たという話ではない。

    朝の明るい時間帯、視界が良い状況で、移動中の車両から目撃された事例である。

    ゲート付近で見えた“白く強い光”

    3台の車両は、あるゲートに差しかかった。

    そのゲートでは何らかのトラブルが起きていたと記録されているが、詳細は黒塗りされている。

    そのとき、目撃者はフロントガラスの上方、約4分の3ほどの高さに、線状の物体を見た。

    物体の東側には、非常に明るい光があった。

    その光は白色で、しかも光の内部に帯のようなものが見えるほど明るかったとされている。

    これは、単なるぼんやりした光ではない。

    目撃者は、物体そのものを「金属的、または灰色」と表現している。

    翼も排気もない、しかしドローンより大きい

    この物体について、資料にはいくつか重要な特徴が記録されている。

    まず、翼はなかった。

    排気もなかった。

    色は金属的、または灰色。

    大きさはボーイング737よりは小さいが、ブラックホーク・ヘリコプター1機から2機分ほどの長さがあり、ドローンよりは明らかに大きかったとされている。

    ここがかなり興味深い。

    目撃者はドローン操縦の経験を持っていた人物であり、資料では10時間から15時間のドローン操縦経験があったとされている。

    その人物が、これはドローンより明らかに大きいと述べている。

    もちろん、それだけで正体不明と断定できるわけではない。しかし、少なくとも「小型ドローンを見間違えた」と簡単に片付けるには、少し引っかかる証言である。

    高度約5000フィートを、東から西へ水平移動

    資料によれば、物体は地上から約5000フィート、つまり約1500メートル上空にあったとされている。

    動きは、東から西へ。

    地面と平行に移動していた。

    目撃時間は5秒から10秒ほど。

    その後、光が消え、物体も消えた。

    空は晴れていたが、目撃者はその物体を再び見つけることができなかった。

    ここで重要なのは、物体が遠ざかって見えなくなった、雲に入った、山陰に隠れた、という記録ではないことだ。

    資料上では、光が消え、物体が消えたとされている。

    物体の大きさも光の強さも変わらなかった

    聞き取りの続きでは、目撃者は、観察していたあいだ物体の大きさは同じままで、光の強さも変わらなかったと述べている。

    これは、距離が大きく変化していたようには見えなかった、という意味にも読める。

    また、目撃者は、ゲート手前の小さな橋を越えているときには物体に気づかなかったが、ゲートを通過するときに見たと説明している。

    車両への干渉は確認されていない。

    つまり、エンジンが止まった、無線が乱れた、電子機器に異常が起きた、といった記録はこの資料にはない。

    空域はドローン試験のため制限されていた

    別の証言者は、最初にこの物体を見たとき、腹立たしく感じたと述べている。

    理由は、その空域が、これから行うドローン試験のために制限されていたからだ。

    つまり、その場にいた関係者にとって、空に何かがいること自体が予期せぬことだった。

    しかも、彼らはドローン試験のために現地にいた。

    空域の管理や飛行物体に対して、まったく無関心な一般人ではない。

    その点でも、この証言は興味深い。

    目撃後も残った心理的な影響

    この資料の最後には、目撃者の心理的な反応も記録されている。

    その夜、嵐が通過し、ホテルの部屋のテレビが映らなくなった。

    目撃者はまだ動揺しており、ホテル全体のテレビが映らないのか、自分の部屋だけなのかを確認するため、階下へ降りたという。

    さらに、奇妙な夢を見て、目撃後の最初の2晩は眠るのに苦労したと記録されている。

    この部分は、物体の正体そのものを示す証拠ではない。

    しかし、目撃者にとって、その出来事がかなり強い印象を残したことは分かる。

    単に「変な光を見た」で済む話ではなかったのだろう。

    この記録は何を示しているのか

    今回の資料は、決定的な映像やセンサー情報を示しているわけではない。

    黒塗りも多く、場所や関係者の詳細は分からない。

    それでも、証言の中にはいくつか注目すべき点がある。

    朝の視界が良い時間帯に目撃されていること。

    目撃者がドローン操縦経験を持っていたこと。

    物体が翼や排気を持たないと説明されていること。

    ドローンより明らかに大きく、ブラックホーク・ヘリコプター1機から2機分ほどの長さと見積もられていること。

    高度約5000フィートを、地面と平行に東から西へ移動したこと。

    そして、光が消えると同時に、物体も見えなくなったこと。

    もちろん、これだけで異星人の乗り物だと考える必要はない。

    だが、少なくともFBIが聞き取り記録として残し、2026年5月8日に政府公開資料の一部として出された事例である。

    米国実験場の上空で、2023年9月の朝、何が飛んでいたのか。

    この資料は、その答えではなく、ひとつの未解決の証言を私たちの前に置いている。


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    出典元ページの説明

    これは、米国実験場でUAP(※未確認航空現象)に遭遇したという米国市民の証言について、FBIがFD-302形式で行った聞き取り調査である。

    USPER(※米国人職員・米国人関係者を示す匿名表記)は、「地平線の向こうに明るい光があった」と述べている。

    目撃者の身元、政府施設の所在地、またはUAPとは無関係な軍事施設に関する機密情報を保護するため、一部が黒塗りされている。

    トランプ大統領の指示に基づき公開されたファイルのうち、UAPまたは関連現象として報告された遭遇事例の性質や存在に関する情報については、一切黒塗りは行われていない。

    アセットファイル名:FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号5

    公開日:2026年5月8日

    機関:FBI

    事件発生日:2023年9月1日

    事件発生場所:アメリカ合衆国

    文書の種類:PDF

    FBI FD-302 聞き取り記録

    記録作成日:2023年10月【黒塗り】日

    2023年9月【黒塗り】日、【黒塗り】およびFBI特別捜査官【黒塗り】は、FaceTimeビデオを通じて【黒塗り】に聞き取りを行った。

    【黒塗り】、【黒塗り】、および【黒塗り】が聞き取りに同席した。

    聞き取りの時点で、【黒塗り】と【黒塗り】は【黒塗り】にいた。

    聞き取りを行う捜査官の身元と、聞き取りの性質について説明を受けた後、【黒塗り】は以下の情報を提供した。

    【黒塗り】は、【黒塗り】の【黒塗り】における【黒塗り】だった。

    彼は【黒塗り】以来、【黒塗り】であり、ドローン操縦者として10時間から15時間の経験があった。

    2023年9月【黒塗り】日、【黒塗り】は、【黒塗り】において、他の3人の契約関係者および【黒塗り】とともに、【黒塗り】を用いたLiDAR(※レーザー光を使って距離や形状を測定する技術)試験のためにいた。

    【黒塗り】を受け取った後、5人は3台の車両に分かれて乗り込んだ。

    【黒塗り】が最初の車両を運転し、【黒塗り】がその同乗者だった。

    3台の車両は、午前7時30分ごろ南へ向かって走り始めた。

    太陽は東にあり、視界は良好だった。

    3台の車両は、【黒塗り】に問題が発生していたゲートに到着した。

    フロントガラスの上方、約4分の3ほどの位置で、【黒塗り】は、物体の東側に非常に明るい光を伴う線状の物体を見た。

    その光は明るい白色で、光の内部に帯のようなものが見えるほど明るかった。

    物体は金属的、または灰色だった。

    翼や排気はなかった。

    物体はボーイング737より小さく、長さはブラックホーク・ヘリコプター1機から2機分ほどで、ドローンよりは明らかに大きかった。

    物体は地上約5000フィート上空にあり、地面と平行に東から西へ移動していた。

    物体は5秒から10秒間見えていた。その後、光が消え、物体は消失した。

    空は晴れており、【黒塗り】はその物体を再び見つけることができなかった。

    物体は、観察されていた間、大きさは同じままで、光の強さも同じままだった。

    彼は、ゲートにある小さな橋を越えているときにはその物体を見ておらず、ゲートを通過しているときに初めて見た。

    【黒塗り】は、車両への干渉には気づかなかった。

    【黒塗り】は、その物体を最初に見たとき、腹立たしく感じた。なぜなら、彼らが実施しようとしていたドローン試験のために、その空域は制限されていたからである。

    2台目の車両にいた【黒塗り】は、その物体を見ようとしたが、うまく見ることはできなかった。

    その夜、嵐が通過し、【黒塗り】のホテルの部屋のテレビが映らなくなった。

    彼はまだ動揺しており、テレビが映らないのがホテル全体なのか、自分の部屋だけなのかを確認するため、階下へ降りた。

    【黒塗り】は奇妙な夢を見て、その物体を見た後の最初の2晩は眠るのに苦労した。

    出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「serial-4-redacted_redacted.pdf」