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  • 1948年、空に現れた“火球”はUFOだったのか──米軍の未確認飛行物体チェックリストが残した事件記録

    1948年、空に現れた“火球”はUFOだったのか──米軍の未確認飛行物体チェックリストが残した事件記録

    事件発生日:該当なし

    主な収録事件:1948年2月18日、1948年5月7日など

    公開日:2026年5月8日

    発生場所:カンザス州、ユタ州、テネシー州など

    公開元:戦争省

    文書の種類:PDF

    アセットファイル名:38_143685_box_Incident_Summaries_101-172

    出典:U.S. Department of War「38_143685_box_Incident_Summaries_101-172」 / 38_143685_box7_incident_summaries_101-172.pdf

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    2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、未確認飛行物体に関する事件概要資料を公開した。

    今回の資料は「38_143685_box_Incident_Summaries_101-172」。日本語でいえば、「事件概要101番から172番」といった位置づけのファイルである。

    このPDFには、それぞれの事件について「未確認飛行物体チェックリスト」が含まれている。

    日付、時刻、場所、目撃者、物体の数、方角、速度、高度、音、色、形、航跡、天候、消失の仕方などを記録する形式だ。

    つまりこれは、単なる怪談集ではない。

    米軍が、目撃された奇妙な空中現象を、できるだけ項目ごとに整理しようとしていた記録である。

    1948年2月18日、カンザス州ノーケイター上空の爆発

    PDFの序盤に登場するのが、Incident 101である。

    日付は1948年2月18日。時刻は午後5時01分。場所はカンザス州ノーケイター。

    この事件は、M・R・Hapbellという人物の新聞記事由来の証言として記録されている。

    観測時間は記録上は不明だが、物体はひとつ。

    高度は地上30〜35マイル、つまり約48〜56キロメートルほどとされている。

    音については、「その後、爆発音が1回。少し後に小さな爆発が多く聞こえた」と記録されている。

    色は青白い煙を伴うオレンジ。

    形状は「きのこ雲」と書かれている。

    見かけ上の構造は「隕石」と判断されている。

    つまり、この事件は現在の感覚でいえば、UFOというよりも隕石、火球、あるいは空中爆発に近い事例として扱われている。

    空に残った“蒸気の軌跡”

    Incident 101のチェックリストには、証拠として「爆発によって空に残された蒸気の軌跡の写真」が挙げられている。

    写真を撮影したのは、カンザス州ノートン在住のアマチュア写真家Duane Wrayとされている。

    資料によれば、写真はノートンの北9マイルの自宅で撮影された。

    ノートンはノーケイターの東約40マイルにあり、撮影時刻は爆発から約1時間後、午後6時15分ごろだったとされている。

    この写真について、資料は「青白い煙の軌跡が東から西へ弧を描いている」と説明している。

    空に残った煙の軌跡。

    爆発音。

    小さな破裂音。

    そして複数の地域から寄せられた目撃談。

    1948年当時、こうした現象が「未確認飛行物体」の事件概要として整理されていたことが分かる。

    “月から来た宇宙船”という大胆な仮説

    このファイルで特に面白いのは、事件そのものだけではない。

    PDFの中盤には、Norman Garrett Markhamという人物による長い書簡が収録されている。

    彼は、1948年2月18日のノーケイター上空爆発について、単なる隕石ではなく、月との関係を考えていた。

    彼の仮説はかなり大胆である。

    ノーケイター上空で爆発した物体は、月から飛来したロケット、あるいは宇宙船のようなものだったのではないか。

    しかも彼は、物体が月から来て、地球上で爆発し、あるいは月との往復に関連していた可能性まで考えている。

    資料中では、月の位置、爆発地点、他地域での火球目撃、過去の空中現象を結びつけようとする推論が展開されている。

    現代の目で見ると、かなり飛躍した仮説である。

    しかし、これもまた当時のUFO問題を理解するうえで重要だ。

    1940年代後半、人々は空に現れる異常な光を、隕石、火球、ロケット、月、金星、宇宙船、あるいは未知の航空機と結びつけながら理解しようとしていた。

    “科学は本気で考えていない”という苛立ち

    Markhamの書簡には、もうひとつ興味深い点がある。

    彼は、「空飛ぶ円盤」について、既存の科学が十分に真剣に考えていないと感じていたように読める。

    彼は、過去の現象や天体位置、目撃報告を照合し、もし軍が実験や調査を行っているなら、こうした記録を集めるべきだと主張している。

    彼の見方が正しかったかどうかは別問題である。

    しかし、ここには現在のUAP議論にも通じる構図がある。

    目撃者や研究者は「何かがある」と感じる。

    公式機関は、それを分類し、確認し、時に自然現象として扱う。

    その間に、推測、仮説、疑念、そして不信が生まれる。

    このファイルには、その初期の空気が残されている。

    ユタ州グリーンリバー付近でB-29搭乗員が見た火球

    PDF後半には、Incident 102およびIncident 103として、ユタ州グリーンリバー付近での目撃が記録されている。

    日付は1948年2月18日。時刻は1500 MST、つまり山岳部標準時の午後3時ごろ。

    場所は、ユタ州グリーンリバー飛行場付近。

    目撃者は、B-29に搭乗していた第28爆撃群の搭乗員たちである。

    観測地点は、39度北、100度西付近。高度は20,000フィート。

    物体は約100マイル離れていたとされている。

    記録では、物体は「多色の火の玉」と表現されている。

    形状は、火の玉に続く濃い雲または煙。

    航跡は「火の玉を先頭にした蒸気の軌跡」と記録されている。

    天候は晴れ。

    この事件も、Incident 101、つまりノーケイター事件と関連づけられている。

    時速1500マイル以上に見えた火球

    Incident 102の補足説明では、この多色の火球が、高密度の煙の雲を引きながら進んでいたとされている。

    目撃者たちは、それをユタ州グリーンリバー付近、約100マイル先で見た。

    物体は東へ向かっていたとされる。

    速度は時速1500マイル以上と推定された。

    この速度感は、通常の航空機というよりも、隕石や火球を連想させる。

    一方で、当時のチェックリストでは、それでも「未確認飛行物体」として整理されている。

    重要なのは、資料が必ずしもすべてを“宇宙船”として扱っているわけではないことだ。

    むしろ、目撃された奇妙な現象を、軍が一定のフォーマットで記録し、比較できるようにしていた点が重要である。

    1948年5月7日、テネシー州スマーナ空軍基地の黄色オレンジ色の楕円

    PDF末尾には、Incident 104として、1948年5月7日のテネシー州スマーナ空軍基地付近の目撃が記録されている。

    時刻は20時55分。

    場所はテネシー州スマーナ。観測地点はスマーナ空軍基地から地上約6マイルとされている。

    目撃者は、フランク・L・ペン曹長、W・M・ペトラヴィッチ少佐、そしてスマーナ空軍基地の無線・管制塔要員たち。

    物体の数は1つ。

    距離は約6マイル。

    目撃時間は45分。

    高度は地平線から約5度。

    速度は「非常に遅い」と記録されている。

    色は黄色オレンジ。

    形は楕円。

    天候は地上視程10マイル。

    スケッチや写真として「黄色オレンジ色の炎のような楕円」を示す図が2つあったと記録されている。

    消え方は「地平線へ薄れていった」とされている。

    火球、隕石、月、金星、そしてUFO

    このPDFに収録された事件を見ると、1948年当時の「未確認飛行物体」という言葉の広さがよく分かる。

    そこには、円盤型の機体だけが含まれていたわけではない。

    火球。

    隕石。

    空中爆発。

    月との関係を疑う仮説。

    金星との合、月の軌道、ロケット、宇宙船。

    軍用機の搭乗員が見た煙を引く火の玉。

    空軍基地付近で45分間見えた黄色オレンジ色の楕円。

    これらがすべて、当時の「未確認飛行物体」問題の中に入っていた。

    つまり、UFOとは最初から、ひとつの決まった形を持つものではなかった。

    それは、空で説明しにくい現象全般を集め、分類し、解釈しようとする枠組みだった。

    チェックリストが示す“軍の見方”

    この資料で特に重要なのは、チェックリスト形式である。

    日付、時刻、場所、目撃者、物体数、方角、高度、速度、音、色、形、航跡、天候、雲への影響、写真の有無、消失方法。

    これらは、現在のUAP調査にも通じる基本項目である。

    空で何かが見えた。

    では、それはいつか。

    どこか。

    誰が見たのか。

    どの方向へ動いたのか。

    音はあったのか。

    色や形はどうだったのか。

    天候はどうだったのか。

    写真はあるのか。

    消え方はどうだったのか。

    こうした情報がなければ、目撃談はただの印象で終わってしまう。

    1948年の米軍は、少なくともその整理の必要性を理解していた。

    この資料が示しているもの

    この資料は、宇宙人の存在を証明するものではない。

    また、収録された事件のすべてが本当に未知の航空機だったと示すものでもない。

    むしろ、多くは隕石、火球、天体現象、誤認、あるいは未確認の自然現象として説明できる可能性がある。

    しかし、このファイルは別の意味で重要だ。

    1948年の時点で、米軍は未確認飛行物体を体系的に記録しようとしていた。

    そして、その中には軍の搭乗員による目撃も、市民証言も、新聞由来の情報も、研究者による仮説も含まれていた。

    UFO問題は、最初から混沌としていた。

    だが、その混沌を整理しようとするフォーマットも、すでに存在していた。

    この「事件概要」ファイルは、その初期の試みを示す資料である。

    火球をUFOとして記録した時代

    現代では、UFOやUAPという言葉は、しばしば「異星人の乗り物」と結びつけられる。

    しかし、この1948年の資料を見ると、当時の未確認飛行物体の範囲はもっと広かった。

    火球も、隕石も、謎の爆発も、空に残る煙の軌跡も、軍の搭乗員が見た高速の光も、空軍基地付近の黄色い楕円も、すべて記録対象だった。

    そこにあったのは、答えではない。

    見えたものを記録し、項目に分け、比較し、説明を探すという作業だった。

    この資料は、UFO史の派手な部分ではなく、その裏側にある地道な記録作業を見せてくれる。

    空に現れた火球は、ただの隕石だったのか。

    それとも、人々がまだ理解できていなかった何かだったのか。

    1948年のチェックリストは、答えを出すのではなく、その問いを一枚ずつ保管している。


    全文翻訳

    出典元ページの説明

    これらの事件概要にはそれぞれ、「未確認飛行物体チェックリスト」が含まれており、事件の詳細が記載されている。

    また、多くの概要には目撃者リストや証言、その他の記述的な報告書や説明も含まれている。

    アセットファイル名:38_143685_box_Incident_Summaries_101-172

    公開日:2026年5月8日

    機関:戦争省

    事件発生日:該当なし

    事件発生場所:該当なし

    文書の種類:PDF

    PDF内容の翻訳・要約

    注:このPDFは画像スキャン資料であり、ページ内テキストの多くは自動抽出できない。以下は、画像上で判読できる主要部分をもとにした翻訳・要約である。

    ページ1〜2:ファイル表紙

    事件概要ファイルの表紙。

    表紙には機密解除済みの印と、旧分類表示が確認できる。

    ファイルは事件概要101番以降を含む資料として扱われている。

    ページ3〜4:Incident 101 未確認飛行物体チェックリスト

    事件番号:101

    日付:1948年2月18日

    時刻:午後5時01分

    場所:カンザス州ノーケイター

    目撃者:M・R・Hapbellの証言、新聞記事由来

    観測場所:カンザス州ノーケイター

    物体の数:1

    高度:地上30〜35マイル

    音:爆発音が1回。その後、少し遅れて小さな爆発音が多数

    色:青白い煙を伴うオレンジ

    形状:きのこ雲

    見かけ上の構造:隕石

    証拠:爆発によって空に残された蒸気の軌跡の写真

    備考欄では、1948年2月18日の火球はカンザス州北部だけでなく、より広い地域で観測されたと説明されている。

    特に、アイオワ州の池に赤熱した約109ポンドの物体が落ちたという報告、2月12日に類似の現象があったという記述、ノートン在住のアマチュア写真家Duane Wrayが蒸気の軌跡を撮影したことなどが記録されている。

    その写真は、ノートンの北9マイルにある自宅で、爆発から約1時間後の午後6時15分ごろ撮影されたとされる。

    ページ5:証言 Exhibit B

    Leland Sammonsの証言。

    Sammonsは、ストックトンの西14マイルの農場に住んでいた。

    彼は1948年2月18日午後5時ごろ、自宅の窓から、キジが騒ぐような音や鶏の反応を聞いたと述べている。

    その後、外の地面の方向へ向かう炎のようなもの、あるいは空中の現象に気づいた。

    証言には、火の玉、煙、雲、轟音のような描写が含まれている。

    また、別の証言者Kenneth HaysやRalph Newの証言も記録されており、爆発音、煙雲、空に残る現象について述べられている。

    ページ6〜8:Norman Garrett Markhamから米陸軍参謀総長宛ての書簡

    日付:1948年2月20日

    差出人:Norman Garrett Markham

    宛先:米陸軍参謀総長室

    件名:1948年2月18日午後5時20分ごろ、カンザス州ノーケイター上空で発生した爆発

    この書簡では、ノーケイター上空の爆発が、隕石ではなく、月、ロケット、宇宙船のようなものと関係している可能性があるという仮説が述べられている。

    Markhamは、月の位置、現象の方向、過去の報告、火球や隕石の説明との違いを検討し、軍がこうした報告を収集・同化するべきだと提案している。

    彼は、地球に接近する物体が、月または他の天体と関係している可能性にも触れている。

    また、過去の「空飛ぶ円盤」報告や、火の玉のような現象との関連も考察している。

    書簡の末尾では、可能性は遠いとしても、月が人類以外の存在に直接関係している可能性にまで言及している。

    ページ9〜12:Markhamによる追加報告

    日付:1948年3月11日

    差出人:Norman G. Markham

    宛先:米陸軍通信士官長

    件名:UFO

    この報告は、ノーケイター上空爆発と他の事例との比較を目的としている。

    Markhamは、1948年2月18日のノーケイター事件、1947年7月4日のボイシ事件、1947年7月9日のモンタナ州での事例などを取り上げている。

    彼は、これらの現象の位置や日時、月との関係、金星との関係、ロケット型の航空機の可能性などを検討している。

    また、未確認の航空現象や空飛ぶ円盤について、軍や科学者が十分に検討していないのではないかという問題意識を示している。

    彼は、もし軍事実験やロケット実験が存在するなら、こうした記録との照合が必要だと考えていた。

    ページ13〜14:Dr. Lincoln LaPazからの書簡抜粋

    日付:1948年4月11日

    差出人:Dr. Lincoln LaPaz, Institute of Meteoritics, University of New Mexico

    この書簡では、Markhamの仮説に対して、隕石学者の立場から慎重な見解が述べられている。

    LaPazは、Markhamの文書について、事実が誤っている箇所や、天文学的・隕石学的に疑問のある点を指摘している。

    一方で、ノーケイター事件については、複数の証言があること、物体が地上近くまで降下したように見えること、通常の隕石説明だけでは処理しにくい点があることにも触れている。

    また、証言の信頼性確認や、物体の軌道・性質についてさらに調べる必要があるという趣旨が読み取れる。

    ページ15〜16:Exhibit A カンザス州ノーケイターでの証言

    場所:カンザス州ノーケイター

    日付:1948年2月18日夜

    Roy W. Coxによるノーケイターでの聞き取りメモ。

    Ralph Newは、午後4時50分ごろ、ノーケイターの郵便局付近にいて、突然、非常に明るい光で町全体が照らされたと述べている。

    彼は外に出ると、北東の空に非常に大きな光を見た。

    その光は燃えているようにも、灰色の雲を作っているようにも見えた。

    別の証言者は、大きな爆発音の前に飛行機のような音を聞いたと述べている。

    Chief Scottは、爆発後に何かが街路に落ちたという話を聞いたが、それは燃えた懐中電灯の電池だった可能性があると記録されている。

    Kenneth Haysは、西の空で回転するようなものを見たと述べ、その後、地平線近くで消えていく煙雲を見たと証言している。

    Roger Youngは、空に高く明るい光を見た後、黄色い煙雲を観測したと述べている。

    ページ17〜18:Incident 102 未確認飛行物体チェックリスト

    事件番号:102

    日付:1948年2月18日

    時刻:1500 MST

    場所:ユタ州グリーンリバー飛行場付近

    目撃者:第28爆撃群のB-29搭乗員

    観測地点:39度北、100度西付近、ユタ州グリーンリバー付近

    物体の数:1

    距離:約100マイル

    高度:20,000フィート

    速度:非常に高速

    進行方向:コロラド州ライモン南東方向

    音:B-29のエンジン音のため判定不能

    大きさ:巨大

    色:多色の火の玉

    形状:多色の火球と濃い雲または煙

    航跡:火の玉を先頭にした蒸気の軌跡

    天候:晴れ

    補足説明では、巨大な多色の火球が濃い煙雲を引きながら飛行していたと記録されている。

    目撃者はB-29の搭乗員であり、物体は東へ向かって進み、速度は時速1500マイル以上と推定された。

    この事例は、Incident 101、ノーケイター事件と関連づけられている。

    ページ19:Incident 103 未確認飛行物体チェックリスト

    事件番号:103

    日付:1948年2月18日

    時刻:1500 MST

    場所:ユタ州グリーンリバー飛行場付近

    Incident 103は、Incident 102とほぼ同じ内容を記録している。

    目撃者は、Howard H. Berodt大尉、Carp Maurine F. Rittenour大尉、Leonard F. Marchese中尉、Carl W. Studt中尉ら、第28爆撃群のB-29搭乗員である。

    多色の火球、濃い煙または雲、蒸気の軌跡、晴天、ノーケイター事件との関連が記録されている。

    ページ20:Incident 104 未確認飛行物体チェックリスト

    事件番号:104

    日付:1948年5月7日

    時刻:20時55分

    場所:テネシー州スマーナ

    目撃者:フランク・L・ペン曹長、W・M・ペトラヴィッチ少佐、スマーナ空軍基地の無線・管制塔要員など

    観測地点:スマーナ空軍基地から地上6マイル

    物体の数:1

    距離:6マイル

    目撃時間:45分

    高度:地平線から約5度

    速度:非常に遅い

    進行方向:スマーナから見て西北西方向へ遠ざかる

    音:なし

    色:黄色オレンジ

    形状:楕円

    見かけ上の構造:不明、炎のように見えた

    航跡:なし

    天候:地上視程10マイル

    スケッチ・写真:黄色オレンジ色の炎のような楕円を示す図が2つ

    消失方法:地平線へ薄れていった

    出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「38_143685_box7_incident_summaries_101-172.pdf」

  • FBIが記録した2023年9月のUAP目撃証言──テストサイトへ向かう車列が見た“地平線上の白い光”

    FBIが記録した2023年9月のUAP目撃証言──テストサイトへ向かう車列が見た“地平線上の白い光”

    事件発生日:2023年9月

    公開日:2026年5月8日

    発生場所:アメリカ合衆国

    公開元:FBI

    文書の種類:PDF

    アセットファイル名:FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号3

    出典:U.S. Department of War「FBI September 2023 Sighting – Serial 3」 / FBI September 2023 UAP PDF

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    2026年5月8日、米国の戦争省は「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01の一部として、FBIによる2023年9月のUAP目撃証言記録を公開した。

    今回の資料は、「FBI September 2023 Sighting – Serial 3」、日本語でいえば「FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号3」とされるPDFである。

    これは、米国実験場でUAP(※未確認航空現象)に遭遇したという米国市民の証言について、FBIがFD-302形式で聞き取りを行った記録だ。

    FD-302とは、FBIが聞き取り内容を記録する際に用いる報告書形式である。つまり、これは単なる噂話ではなく、FBIの聞き取り記録として残された証言である。

    目撃の舞台は、2023年9月のアメリカ合衆国。資料では、目撃者たちがLiDAR(※レーザー光を使って距離や形状を測定する技術)試験のため、テストサイトへ向かっていたと記録されている。

    その途中、車列の中から、地平線上に白く明るい光が見えた。

    その光は空中で静止した後、右へ動き、そして消えたという。

    午前9時、LiDAR試験へ向かう車列

    資料によれば、目撃は2023年9月の午前9時ごろに発生した。

    目撃者は、他の関係者たちとともに、LiDAR試験のためテストサイトへ向かっていた。

    一行は複数の車両に分かれて移動していた。資料には、F-150、GMC AT4、スプリンターバンといった車両名が記録されている。

    目撃者は東へ向かって運転していた。

    つまり、夜間に遠くの光を見たという話ではない。

    午前9時ごろ、テストサイトへ向かう途中、複数人が乗った車列の中で起きた目撃である。

    地平線上に現れた白い光

    車両がいくつかのゲートを通過したあと、目撃者は地平線上に明るい光を見た。

    資料では、その光は「bright light over the horizon」、つまり地平線の向こう、あるいは地平線上にある明るい光として記録されている。

    光は空中で静止していた。

    その後、右へ動き始め、そして消えた。

    目撃者はその光を、車両のフロントガラス右上越しに見ることができたと述べている。

    光は明るい白色で、消えるまで約10秒間見えていた。

    短い時間ではある。

    しかし、一瞬の閃光ではなく、静止し、移動し、消えるまでの変化を目撃者が追っていた点は興味深い。

    光の大きさは変わらなかった

    資料によれば、光は目撃されていた間、同じ大きさを保っていた。

    これは重要な点だ。

    たとえば、通常の航空機や遠ざかる光であれば、距離や角度によって大きさや見え方が変化することがある。

    もちろん、この証言だけで何かを断定することはできない。

    しかし、目撃者は、光が現れてから消えるまで、同じ大きさだったと述べている。

    また、車両への干渉は確認されていない。

    エンジンが止まった、通信機器が乱れた、電子機器に異常が起きた、といった記録はこの資料にはない。

    10マイルから20マイル先に見えた光

    目撃者は、その光が10マイルから20マイルほど離れていると考えた。

    10マイルは約16キロメートル、20マイルは約32キロメートルである。

    かなり遠方に見えたということだ。

    ただし、光の正確な距離や高度は資料からは分からない。

    この点は、前回の「シリアル番号5」の証言と比べると、やや情報量が少ない。

    前回の資料では、物体の高度や大きさ、翼や排気の有無などが記録されていた。

    一方、今回の資料では、主に「地平線上の明るい白い光」として記録されている。

    つまり、物体の形状よりも、光の動きが中心の証言である。

    同乗者は見られなかったが、別の人物は後で目撃した

    目撃者は、その光を同乗者に伝えた。

    しかし、同乗者は誤った方向を見てしまったため、光を見ることはできなかった。

    また、その同乗者は背が高く、座席を後ろに倒していたため、光を見るには良い位置にいなかったとも記録されている。

    そのため、車内の全員が同じ瞬間に同じ光を見たわけではない。

    ただし、資料では、最初のテストサイトに到着するまで、別の人物はその光に無関心だったが、到着後には2名がそれを見たと述べた、と記録されている。

    この部分は少し読み取りに注意が必要だ。

    少なくとも資料上では、最初に目撃した人物以外にも、後にその光を見たと述べた人物がいたことになる。

    隕石だったのか

    2ページ目には、目撃者の推測も記録されている。

    目撃者は、その光について、隕石がこちらへまっすぐ向かってきて、大気中で燃え尽きたものだったのかもしれないと考えた。

    これは重要な記述だ。

    なぜなら、この証言は最初から「異星人の乗り物だ」と主張するものではないからだ。

    目撃者自身も、自然現象の可能性を考えている。

    ただし、隕石として見るには気になる点もある。

    資料では、光は空中で静止した後、右へ動き、そして消えたと記録されている。

    一般的な流星であれば、通常は一直線に流れるように見えることが多い。もちろん、観測方向や距離によって、こちらへ向かってくるように見える場合もある。

    目撃者が「こちらへまっすぐ向かってくる隕石だったのかもしれない」と考えたのは、おそらくその点を意識したものだろう。

    だが、資料上では最終的な説明は示されていない。

    黒塗りが多いが、UAPの性質に関する情報は残されている

    今回のPDFは、かなり黒塗りが多い。

    目撃者の氏名、所属、具体的な施設名、場所の詳細などは伏せられている。

    これは、出典元ページでも説明されている通り、目撃者の身元、政府施設の所在地、UAPとは無関係な軍事施設に関する機密情報を保護するための処理である。

    一方で、UAP(※未確認航空現象)または関連現象として報告された遭遇事例の性質や存在に関する情報については、黒塗りされていないと説明されている。

    そのため、誰がどこで見たのかの詳細は分からない。

    だが、何を見たのかについては、かなり読める形で残されている。

    この記録は何を示しているのか

    今回の資料は、派手な内容ではない。

    巨大な機体の形状が詳細に記録されているわけでもない。

    レーダーや映像が添付されているわけでもない。

    しかし、FBIの聞き取り記録として、2023年9月の朝、LiDAR試験へ向かう車列の中で見られた白い光が残されている。

    光は地平線上にあり、空中で静止し、右へ動き、約10秒後に消えた。

    目撃者は、それを10マイルから20マイル先にあるものと考えた。

    同乗者は見逃したが、別の人物たちは後にそれを見たと述べている。

    そして目撃者自身は、隕石の可能性も考えていた。

    ここには、決定的な答えはない。

    ただ、ひとつの朝、テストサイトへ向かう途中の車列が、説明のつかない白い光を見たという記録がある。

    それが隕石だったのか、航空機だったのか、試験場に関連する何かだったのか、それとも別の現象だったのか。

    資料はそこまで語らない。

    だが、FBIが聞き取り、政府公開資料として残された以上、この小さな光の証言もまた、UAP問題を構成するひとつの断片である。


    全文翻訳

    出典元ページの説明

    これは、米国実験場でUAP(※未確認航空現象)に遭遇したという米国市民の証言について、FBIがFD-302形式で行った聞き取り調査である。

    USPER(※米国人職員・米国人関係者を示す匿名表記)は、「地平線の向こうに明るい光があった」と述べている。

    目撃者の身元、政府施設の所在地、またはUAPとは無関係な軍事施設に関する機密情報を保護するため、一部が黒塗りされている。

    トランプ大統領の指示に基づき公開されたファイルのうち、UAPまたは関連現象として報告された遭遇事例の性質や存在に関する情報については、一切黒塗りは行われていない。

    アセットファイル名:FBIによる2023年9月の目撃情報 – シリアル番号3

    公開日:2026年5月8日

    機関:FBI

    事件発生日:2023年9月

    事件発生場所:アメリカ合衆国

    文書の種類:PDF

    FBI FD-302 聞き取り記録

    記録作成日:2023年10月【黒塗り】日

    2023年9月【黒塗り】日、【黒塗り】およびFBI特別捜査官【黒塗り】は、FaceTimeビデオを通じて【黒塗り】に聞き取りを行った。

    聞き取りの時点で、【黒塗り】は【黒塗り】にいた。

    聞き取りを行う捜査官の身元と、聞き取りの性質について説明を受けた後、【黒塗り】は以下の情報を提供した。

    【黒塗り】は、【黒塗り】に関する情報を提供した。

    2023年9月【黒塗り】日、午前9時ごろ、【黒塗り】は、【黒塗り】において、LiDAR(※レーザー光を使って距離や形状を測定する技術)試験のためのデータを取得するため、テストサイトへ東に向かって運転していた。

    【黒塗り】および【黒塗り】はF-150を運転していた。

    【黒塗り】は彼らの後ろで、【黒塗り】を同乗者としてGMC AT4を運転していた。

    【黒塗り】はその後ろで、スプリンターバンを運転していた。

    車両は複数のゲートを通過した。

    その後、【黒塗り】は地平線上に明るい光を見た。

    その光は空中で静止していた後、右へ動き始め、そして消えた。

    【黒塗り】は、その光を車両のフロントガラス右上越しに見ることができた。

    光は明るい白色で、消えるまで10秒間見えていた。

    光は、その出来事の間、同じ大きさを保っていた。

    【黒塗り】は、その光が10マイルから20マイル離れていると考えた。

    【黒塗り】は、自分の車両への干渉には気づかなかった。

    【黒塗り】は、その光を【黒塗り】に指摘したが、【黒塗り】は違う方向を見てしまった。

    【黒塗り】は背が高く、座席を後ろに倒していたため、その光を見るには良い位置にいなかった。

    【黒塗り】は、最初のテストサイトに到着し、【黒塗り】と【黒塗り】が自分たちもそれを見たと言うまで、その光に無関心だった。

    【黒塗り】は、その光が、こちらへまっすぐ向かってきて大気中で燃え尽きる隕石だったのかもしれないと考えた。

    出典:U.S. Department of War「Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters(PURSUE)」Release 01、および「serial 5 redacted_redacted.pdf」