宇宙人を信じるためではなく、未確認を読むために
はじめまして。
このサイトでは、アメリカ政府やNASA、軍関係機関などが公開したUAP・UFO関連文書を、日本語で読み解いていきます。
UAPとは、Unidentified Anomalous Phenomena の略で、日本語では「未確認異常現象」などと訳されます。昔ながらの言い方をすればUFOに近い言葉ですが、このサイトではできるだけ「宇宙人」や「空飛ぶ円盤」という言葉に飛びつかず、公開された文書そのものを読んでいきたいと思っています。
このサイトの目的
このサイトの目的は、「宇宙人はいる」と断定することではありません。
また、「全部見間違いだ」と切り捨てることでもありません。
公開された文書には、たしかに奇妙な記録があります。
月へ向かうアポロ宇宙船の窓の外に見えた、正体の分からない物体。
水面すれすれを高速で飛ぶ、推進手段不明の固体。
連邦法執行官たちが見たという、透明な凧のような物体や、燃える球体。
1960年代の政府関係者が考えていた「異星知性体が発見された場合の政策問題」。
こうした文書を読むと、どうしても想像力が刺激されます。
けれど同時に、そこに書かれていることは、必ずしも派手な結論を示しているわけではありません。
むしろ多くの場合、そこにあるのは、
何かを見た。
しかし正体は分からない。
考えられる説明はいくつかある。
断定はできない。
という、非常に地味で、慎重な記録です。
このサイトでは、その地味さも含めて読んでいきます。
翻訳と考察を分ける
英語の公文書は、日本人にとって読みづらいものです。
しかも、軍事用語、略語、黒塗り、古いタイプライター文書、スキャン画像などが多く、気軽に読むにはかなり面倒です。
そこでこのサイトでは、文書の重要部分を日本語に訳しながら、内容を整理していきます。
ただし、翻訳と筆者の考察はできるだけ分けます。
文書に書かれていることと、そこから私が感じたこと・考えたことは別のものだからです。
黒塗り部分や判読しづらい箇所については、無理に断定しません。
「おそらく」と思えることはあっても、それが文書で確認できない限り、確認できないものとして扱います。
ここは陰謀論サイトではありません
UFOやUAPというテーマは、どうしても陰謀論と近い場所に置かれがちです。
政府が隠している。
NASAは知っている。
軍は回収している。
本当の資料は別にある。
そう考えたくなる気持ちは分かります。
実際、公開された文書だけで全体像が分かるとは限りません。重要な情報が黒塗りになっていることもありますし、公開されていない資料が存在する可能性もあります。
ただ、このサイトでは、まず公開された文書を読みます。
想像を楽しむことはあります。
しかし、想像を事実として扱うことはしません。
面白いのは、答えよりも「分からなさ」
UAP文書を読んでいて面白いのは、必ずしも答えが出るからではありません。
むしろ、多くの場合、答えは出ません。
けれど、その「分からなさ」の扱い方に、人間らしさが出ます。
宇宙飛行士は、窓の外に見えた物体をどう説明しようとしたのか。
軍は、センサーに映った正体不明の飛行体をどう分類したのか。
科学者や政府関係者は、宇宙時代の始まりに、地球外知性の可能性をどう考えたのか。
これは単なるUFOの話ではなく、人間が未知と出会ったとき、どのように記録し、分類し、考えようとしたのか、という話でもあります。
このサイトの読み方
このサイトでは、主に次のような形で記事を書いていきます。
- 文書の概要
- 重要部分の日本語訳
- 何が書かれているのか
- 何が言えて、何が言えないのか
- 筆者の感想や考察
全文翻訳に近い記事もあれば、短い資料メモのような記事もあると思います。
すべての文書が劇的に面白いわけではありません。むしろ、地味な文書の方が多いかもしれません。
それでも、たまに妙に心に残る一文があります。
水面のすぐ上を、140ノットでまっすぐ飛行していた。
物体を通して星が見えた。
S-IVBではなかった。
宇宙人を発見した場合、政策的にどう扱うべきか。
そういう一文を拾いながら、少しずつ読んでいきます。
最後に
このサイトは、宇宙人の存在を証明するための場所ではありません。
また、未知を笑い飛ばすための場所でもありません。
公開された文書を読み、そこに残された「分からないもの」を、分からないまま見つめる場所です。
宇宙人を信じるためではなく、未確認を読むために。
そんな気持ちで、少しずつ始めていきます。